カーライフ

オラオラ顔人気が再燃? アルファードがバカ売れの真相

今なぜバカ売れ? アルファードをカーマニア目線で再検証してみた

オートクラブ

TOYOTA ALPHARD

 高速道路に限らず、猛スピードで爆走する大型ミニバンを見かけるたびに「正気か?」と思う担当Kであります。あんな重心が高い不安定そうな乗り物で爆走するなんて、後席の家族は不快だろうと思っておりました。  しかし、バカ売れ中のアルファードに乗って目からウロコ。粗暴な運転をされても、後席は社長のイスのごとく快適そのもの! 永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 茂呂幸正=写真 Photographs by Moro Yukimasa

オラオラ顔、人気再燃!

 トヨタのオラオラ系大型ミニバン・アルファードが、想像を絶する勢いで売れている。現行モデルは発売からすでに6年以上たつというのに、年々販売が伸び、昨年はついに販売台数第5位に躍進。今年に入ってからは月間1万台超えを連発。カローラやフィットを上回り、3番手につける月もあるのだから、驚異としか言いようがない。 オートクラブ アルファードはミニバンの王者だけに、値段は決して安くない。売れ筋は400万~500万円のグレードだが、そこにオプションをつけると600万円にも迫る。200万円くらいのヤリスが売れているのとはワケが違う。  アルファードがこれほどバカ売れしている裏には、2つの理由が考えられる。
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理由その1
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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