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路上飲み、バブル崩壊、密観戦。オリンピックで札幌が無法地帯になっていた

外国人記者や関係者が入り乱れ……

札幌

海外の五輪関係者とメディア関係者はこちらのエレベーターを……という貼り紙だけが貼られたエレベーター。宿泊する際にホテルからは何の説明もなかったという

 すったもんだの末に札幌で開催されることとなった東京オリンピックの競歩とマラソン。しかし、暑さを避けて札幌になったにもかかわらず、連日記録的な猛暑を記録するだけでなく、競歩では沿道をビール片手に観戦する大勢の観客で密になるなど、当初の想定を越えたトラブルが発生している。現地に入ったスポーツ紙記者はこうした状況を「無法地帯ですね」と語る。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
札幌

ロビーやランドリーなどでは、一般客も五輪関係者とメディア関係者の姿が一般客に混じってみられた

「私が現地入りしたのは8月に入ってからすぐでした。ホテルには各国の大会関係者や記者が大勢泊まっておりますが、エレベーターは一応分けられてはいますが、ただ貼り紙がしてあるだけ。ホテルの関係者にも聞いたのですが『分けてはいますが、手が回らず……』と苦しい返答。分けているとは言いますが、動線を分けるロープもなくバブル方式は崩壊していましたね」  フロアが分かれているわけでもなく、ランドリーやロビーでは一般客と外国人記者や関係者が入り乱れる状況になっているという。

ホテル前の路上では酒盛りも

路上飲み

ホテル前のベンチでビールを飲みながら話し込む外国人メディア関係者と見られる2人。数人が集まって酒盛り状態のこともあったという

 都内でも問題となっている路上飲みも札幌では、その姿をあちらこちらで見かける状況になっていると言う。 「ホテル前のベンチで各国の記者が集まって、ビール片手に情報交換……なんて光景がここ数日当たり前のようになっています。ホテルの玄関にはオリンピックのボランティアがいるのですが、もちろん注意もしません……というか、できませんよね。  また、外出時にマスクをしない外国系の関係者も多く、五輪のパスを首から提げているのにノーマスクはさすがにまずいんじゃないかと思いましたね」  この記者はホテル関係者に飲酒について聞いたのだが、「ご遠慮はいただいているのですが……」とこれまた苦しい答えが返ってきたという。
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競歩開催日は超が付くほどの密状態
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