漫画家、アイドル、書店員……90年代を描いた渋谷直角新刊『世界の夜は僕のもの』に共感の声!
『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』(17年映画化)、『デザイナー渋井直人の休日』(19年ドラマ化)などで知られる漫画家の渋谷直角が90年代のカルチャーと青春を描いたコミック『世界の夜は僕のもの』が9月29日に発売!
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登場するのは、『i-DJAPAN』『CUTiE』『オリーブ』『コミック・キュー』、渋谷パルコ、ソニープラザ、アフタヌーンティ、ボディショップ、ヒステリックグラマー、アニエスベー、ダウンタウン、ナチュラルハイ、魚喃キリコ、岡崎京子、安野モヨコ、ジャミロクワイ、フィッシュマンズ、サニーデイ・サービスetc. 90年代を彩ったカルチャーと、当時を生きた若者たちの夢や恋愛、友情を綴った、懐かしくそして新しい連作短編集だ。
溢れ出そうな記号の中のたったひとつのリアル。
若者が求めるのはいつだって恋と革命だってこと。
まだ誰も描いていなかった90年代ジャパニーズ・グラフィティ。
――江口寿史(漫画家・イラストレーター)
いつの時代も切実な若者の『よすが』を描いた普遍の物語
――ヒコロヒー(芸人)
登場人物全員がいとしいです。
世界の夜は僕のものだ。ずっと。
――コナリミサト(漫画家)
90年代にすっと入り込めました。
そこには私の知らない興味深いリアルな日常が広がっていました!
――NMB48 小嶋花梨
電グル、岡崎京子、DT、HF……青春は固有名詞でできている。
――齋藤和義(BRUTUS編集部)
何すんだよ! 僕の心の扉を勝手に叩くなよ!
――梶原治樹(扶桑社販売担当局長)
あのころ必死にかっこよく生きようともがいていた愛子やヨーコの誇りは、
いまの私たちにちゃんと続いているし、未来の女の子たちに繋いでいくよ。
――牧野早菜生(「世界の夜は僕のもの」担当編集者)
これは昔を懐かしむ物語じゃない。
たくさんの言い訳を用意してからじゃないと何かを楽しむことができない、
面倒な人たちのための物語だ。
読んでも楽しむ余裕はやっぱりなくて、ヒリヒリしっぱなしだった。
でもまだしばらくは、自分の面倒くささを手放さないでいようと思う。
――高木善祥(今井書店)
「自分が、モロに青春時代を過ごした90年代のことを描くっていうのは、少し後ろ向きな気がしてしまって、ちょっとどうかなとこれまでは思っていました。
でも、近年、20代のバンドやミュージシャンの人と話をしていると、あんまり自分たちの若いころと変わんないかな、と思ったり、同じようなことは90年代にもあったよな、と思うことも多いので、単純におじさんのノスタルジーという着地にならずに物語を描けるかもしれないという気分になって、いっちょやってみようかと思いました。
同時に、90年代の、あんまり今では振り返られないようなところとか、どうでもいいような部分をミッチリ描いておきたい、という気持ちもありました。大枠のことは今でも情報として残されているけど、当時の自分たちの気分とか価値観と、その時々の流行は密接なので、情報として抜け落ちてしまっている細かい機微とか雰囲気も同時に残しておけると、ひとつの価値が出るかな、と思いました。
現象だけ切り取ってこうだった、というより、連綿と続くカルチャーなり文化の歴史の中の、90年代部門にヌルッと入っているような、今にも繋がっているカケラがたくさんあるような漫画を、今回は描けたらいいかなあと思いました。90年代をテーマにした作品も最近は割と増えているので、一部のニッチなところ(自分なら描けるかも、というところ)を執拗に描いた作品として楽しんでもらえたらと思います!」
日刊SPA!では発売を記念して第1話から第4話までを一挙公開。90年代に青春を送ったという世代も、90年代カルチャーにはじめて触れる世代も、ぜひ読んでみてほしい!
90年代をよく知る人も、当時は子供だった若者も、共感の声!
作者・渋谷直角が語る「90年代の東京を描こうと思った理由」
『世界の夜は僕のもの』 渋谷直角が、90年代を描く! |
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