2016年は「時代劇」に注目。BS局で活況、NHK大河では草刈正雄が再ブレイク!?
メジャーなヒット予測には取り上げられず、一般的には知られていない……けれども、’16年、スゴいイノベーションを起こすかもしれない、そんな明るい話題や技術を探ってみた
’11年12月、『水戸黄門』(TBS系列)の放送終了後、『逃亡者おりん』(テレビ東京)も’12年3月に終了して以降、シリーズものは事実上、地上波のメジャーなキー局からその姿を消してしまった時代劇。だが、「めったに新作ドラマを作らないといわれる、それこそ“ニッチ”なBS局などで実は番組制作が活況を取り戻している」と言うペリー荻野氏。
「’15年12月にBS日テレが、『佐武と市捕物控』(小池徹平主演)を放送。これは’60年代に『週刊少年サンデー』に連載されていた本格的な時代劇漫画、石ノ森章太郎原作の作品です。
また、BS朝日も同月、『大江戸事件帖 美味でそうろう』を放送。他にもWOWOWやCS『時代劇専門チャンネル』、テレビ神奈川やサンテレビなどU局で時代劇の製作実績が増えました。’16年以降も注目すべき動向です」
また、’16年の注目は『真田丸』。
「1月にスタートする大河ドラマ。これは人の名字ではありません。徳川勢との戦となった1614年大坂冬の陣で、真田幸村が築いた砦の呼び名です。特に私は、幸村の父親役を演じる草刈正雄さんに注目しています。’85年に放送された『真田太平記』では、草刈さんが真田幸村役を演じたのですが、その際には女性ファンから助命嘆願が寄せられたとか。草刈さんが今回、この作品で再ブレイクするのでは、と私は予測しています」
【ペリー荻野氏】
コラムニスト。時代劇研究家。大学在学中からラジオのパーソナリティ兼ライターとして活躍。新聞、雑誌等でコラムを多数掲載
― 2016年 ニッチ業界の[意外なヒット]を予測する! ―
【時代劇】BS局で番組制作が活況に。草刈正雄が再ブレイク!?
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