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「先生の大学は偏差値が低い」SNSで監視しあうのは“お互い様”の学校生活

強くは言えない葛藤

「私らの若い頃であれば、学校に携帯を持ち込んだ時点で没収でしたが、時代は変わりました。一応、スマホを学校に持ってくることは規則でダメになっていますが、親御さんから『万が一のことがあったらどうする』と言われると、こちらも強く言えないというのが本音ですよ」(谷田さん、以下同)  小中学生でも、スマホを所有している子どもは増えた。昔であれば「小中学生には必要ない」と一刀両断できたのだろうが、現代ではスマホはたんなる電話ではない。  連絡や娯楽目的だけではなく、勉強にも活用できる便利なツールとなった。そのため、子どもたちに「使うな」とは言いにくい状況なのだというが、生徒たちも薄々は理解してくれているともいう。 「非公開にして、プロフを隠せ、といった指導について、大半の生徒は聞き入れてくれます。そういった子は基本的にはネットに対するリテラシーも高く、トラブルになることはほとんどない。逆に、名前やプロフからでは全く判断できないアカウントを運用している生徒にかんしては何を考えているのかわからず、心配になることもあります」

“バカッター”になって不幸にならないために

 埼玉県内の私立中学教諭・藤川紀子さん(仮名・30代)の勤務先でも、生徒の「SNSチェック」は、教師たちの日課となりつつあるというが、谷田さんとは違い、注意するだけではなく、非行に走るかもしれない生徒の「炙り出し」にも活用されているという。 「いわゆる“バカッター”的な使い方をしていないかチェックするのは当然。そういう傾向がないか、炎上してその子が不幸な目に遭わないよう、ある意味で“泳がせる”こともあります」(藤川さん、以下同)  そうした生徒の情報はリスト化され、担任や副担任、それに学年主任や生徒が所属する部活の顧問、コーチなどとも共有され、生徒の言動についてチェックしているという。
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教室では見えない生徒たちのリアル
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