カーライフ

オラオラ顔も世代交代!? 新型ランドクルーザーに熱い視線を注ぐアルファードオーナー

自動車ドロボーさんも…

オートクラブ で、私が乗ったのは新開発の3.3リッターV6ディーゼルターボ搭載モデル。これまでのランクルは、超ヘビーデューディーゆえ、高速道路で真っすぐ走らなかったり、乗り心地がゴツゴツしてたりしたけど、新型は快適性が飛躍的に向上し、もはや単なる高級車として通用する。  2.5トンのボディはさすがに重く、7リッターガソリンエンジン並みのディーゼルのトルクを持ってしても、あまり速くはないけれど、とにかく威風堂々、王者の気分である。通りすがりの通行人も、「なんか凄いのが来た!」という本能を刺激されて、一斉に視線を送ってくる。  そんな熱い視線を注いでいるみなさまのなかには、自動車ドロボーさんもいるのでしょう。ランクルは2年連続で盗難件数日本一。販売台数を考えたら盗難率はダントツだ。  新型は盗難防止のため指紋認証システムが導入され、お借りしたトヨタの広報車にはステアリングロックとタイヤロックも積んであったが、プロが本気になれば結局破られてしまうんだろう。盗まれやすいクルマに乗るのって、意外と気苦労があるものですね。  結局クルマから一歩も離れずに、広報車はその日のうちにソッコーでお返ししました。いや~、フェラーリは盗まれないから気がラクだわ! 途上国で人気ないから。

【結論!】

この安さでこの威圧感。しかもこれほど注目を集めるクルマはほかにない。ただ、盗難には本当に気を付ける必要がある。気を付けたところで、盗難のプロに狙われたらどうにもならないのでしょうが。
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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