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NSX生産終了は生まれ変わった新型コルベットのせい? 勝手にスーパーカー考察

NSXは大失敗! コルベットは大成功! 日米スーパーカーの明暗はどこにあった?

今シーズン限りでF1を撤退するホンダが、NSXの生産終了を発表。フェラーリやランボルギーニにはなれなかったわけですが、こうした状況では是非もなし……。そう思っていたところ、コルベットがフェラーリのようなスーパーカーに生まれ変わりました! スーパーカーをやめるホンダと続けるGM、NSXとコルベットの差はいったいなんなのか? 考えてみました! 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
オートクラブ

NEW CORVETTE

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

庶民が知らないスーパーカーの世界

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コルベットといえば伝統的にFR(フロントエンジン・リアドライブ)。「ミッドシップなんてコルベットじゃねえ!」と買えないボンクラは思いましたが、売れてるってことなので成功なのですね

 この8月に、ホンダは来年いっぱいでのNSXの生産終了を発表。それと入れ替わるように、シボレー・コルベットの日本でのデリバリーが始まった。  新型コルベットは、8代目にして初めて、エンジンを運転席のすぐ後ろに置くミッドシップを採用した。この形式は、フェラーリやランボルギーニ、そしてNSXでおなじみのスーパーカーレイアウト。つまり、日本唯一のスーパーカーが消え、アメリカ初のスーパーカーが登場したことになる。  パワーは502馬力で、フェラーリやNSXに比べれば控えめだが、価格は1180万円~。今回試乗したのは一番高い1550万円のコンバーチブルだが、NSXの2420万円に比べるとはるかに安いし、フェラーリに比べれば半額以下だ。しかも、アメリカ現地価格は700万円台~。コスパ的には世界最高のスーパーカーということになる。
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見た目が田舎のフェラーリ?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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