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石田ゆり子が日本一売れているアラフィフ女優である理由。出演作から読み解く

品格と風格を備えつつも初々しい

妻、小学生になる

『妻、小学生になる』公式ホームページより

 女優の石田ゆり子(52)が相変わらず売れっ子だ。昨年はTBS『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』など2本の連続ドラマに準主役級で出演し、吉永小百合(76)が主演した映画『いのちの停車場』にも登場した。  今月21日から始まるTBSの連ドラ『妻、小学生になる。』(金曜午後10時)にも準主演級で登場する。演じる女性は10年前に交通事故で他界したものの、夫(堤真一)と愛娘(蒔田彩珠)がその死を嘆き悲しみ続けるため、小学生(毎田暖乃)に生まれ変わって帰ってくる。大切な人を失った経験のある人はホロリとしそうなホームドラマだ。  なぜ石田は売れているのか。それは第一に石田しかハマらない役が多いからにほかならない。石田は50代らしい品位と風格を備えているものの、それでいて初々しさを失っておらず、清潔感に満ち、かわいらしいところもある。希有な存在だ。

都知事役でも“らしさ”を失わない

『TOKYO MER』では手術室付きの緊急車両を持つ救命救急医療チームを立ち上げた都知事の赤塚梓に扮した。普段は指導力のある凛とした政治家なのだが、都民の命が救われるたび、1人秘かにキャッキャと飛び上がって喜んだ。都知事役がサマになる上、無邪気にはしゃぐ姿も似合う50代の女優はほかに思い浮かばない。下手をすると痛々しくなってしまう。  TBSの連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)で演じた土屋百合役も石田のほかに適任者がいただろうか。百合は48歳という設定で、化粧品会社に勤めるバリバリの独身キャリアウーマンながら、通称は「百合ちゃん」。主人公(新垣結衣)の伯母であるものの、2人は飲み友達のような関係だった。一方、子供だったころの甥(細田善彦)に「おばちゃんは一生結婚できない」と言われたことをずっと根に持っていた。やはり、かわいらしい女性だった。  それだけに難しい役でもあった。実年齢が28歳だった新垣の伯母でありながら、飲み友達のようにも見せるのは簡単ではない。 放送当時、石田の実年齢は47歳。その年代で単なる伯母役の候補なら無数にいただろうが、飲み友達的な存在も違和感なく兼ねられる女優となると、かなり絞られてしまう。 「おばちゃんは一生結婚できない」と言われたことを根に持ち続ける役柄も同じく容易ではない。一歩間違えると、大人げなくて執念深い伯母になってしまう。それではコワイ。石田だからハマったのだ。
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