更新日:2023年07月11日 12:47
ライフ

誤ったリュックの背負い方が、深刻な「肩凝り・腰痛」を引き起こす。3kg以上もNG

荷物は3㎏以下

 椎間板は血流が少ない組織ゆえ、損傷すると治りにくい。痛みを長引かせないためにも、そもそも傷がつかないようにするのがベストだといえよう。 「どうしてもリュックを使うなら、両肩にかかるベルトをしっかりと締めること。ベルトをゆるめて背負う人が多いですが、体幹との距離ができてしまってよい姿勢を取りづらいです。  着脱のときに窮屈さを感じるくらい、ベルトは短くして背中に密着させましょう。リュックを購入する際には普段持ち歩いている荷物を入れ、実際に背負ってみるのがおすすめです。中に入れる荷物の重量は、3㎏以下に抑えるのがいい」  ビジネスマン諸氏は、健康と仕事の効率の両面から、不要な荷物をカバンに入れていないか見直すべきだ。

<まとめ>

★GOOD……荷物は3㎏以下。背中にリュックを密着させる ★BAD……リュックと背中に隙間ができるほどベルトをゆるめる
さらば![疲れるカラダ]

リュックサックの背負い方。左がGOOD、右がBADな例

【整形外科医 銅冶英雄氏】 自身が20歳の頃からぎっくり腰に悩んでいた経験を生かし、運動療法や栄養療法によって痛みを根本からなくす治療法を伝えている
銅冶英雄氏

銅冶英雄氏

<取材・文/鶉野珠子(清談社)>
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