更新日:2023年03月16日 21:11
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飲食店で「実は歓迎されない」客の注文方法。メニューの“指差しオーダー”にイラッ

「おかわり自由」を注文するときは一度に言ってほしい

てんかつ店の店員 学生時代、とんかつ専門店で4年間アルバイトをしていた加藤奈々子さん(仮名・30代)。とんかつ店では、「おかわり自由」と謳っているところが多い。ライス、キャベツ、味噌汁がいつでもおかわりできる。半数以上の客が何かしらの「おかわり注文」をするのだが、従業員側としてはおかわりの仕方に困っていたと話す。 「たとえば、『ご飯とキャベツ大盛りで』とか『ご飯少なめと味噌汁ください』と一度に頼んでくれるととても助かるんです」

「おかわり注文」の連鎖でホールを走り回っている状態だった

「ホールスタッフの仕事はおかわり提供以外にもたくさんの仕事があります。『ご飯おかわりください』と言われお持ちしたところで、今度は『あ、追加でキャベツも』と注文される方がいます。さらにキャベツをお持ちすると、お連れ様が『こっちもご飯』と頼まれることもあります」  そうすると、何度も同じ客の席に行ったり来たりしなければならず、時間がムダになってしまうのだ。 ロースとんかつ しかし、長年働いていた加藤さんはこれらの問題において解決策を見つけたそうだ。 「最初におかわりを注文された際に、『ほかにキャベツやお味噌汁のおかわりはいかがですか?』と聞くようにしました。そうすると、お客様は一度で注文できますし、お連れ様だけではなく近くの席のお客様も一緒に頼んでくれることが増えたんです」  効率よく仕事をすることで料理の提供がスムーズになり、客に喜んでもらえたと笑顔で答えてくれた。 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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