更新日:2022年09月28日 16:31
お金

「株で50億円を稼いだ男」が明かす“意外すぎる投資へのモチベーション”

「投資家」としての責任感が生まれた瞬間

テスタ氏崎本:テスタさんは、顔出しでいろんなメディアにも登場されていますね。先日も、元メジャーリーガーの上原浩治さんと番組に共演されていました。その際「上原さんみたいな影響力のある方が投資に関心を持ってくださると、うれしい」とおっしゃっていました。ご自身が顔出しするのは、もっと多くの人に投資をしてもらいたいという思いがあるからですか? テスタ:投資のイメージを変えなくちゃ、という責任感があるからですね。僕は20代で株を始めたときは、当然自分のこと以外は何も考えていなかったんです。でも、そこから、ブログを書くようになって、ブログを見に来てくれる人も増えてきて、少しずつメディアなどにも出るようになっていきました。 いま、僕みたいに顔出しで出ている投資家は少ないので、僕を見ると「投資家ってこういう感じなんだ」というイメージが作られてしまいますよね。そこで、責任感が芽生えましたね。 崎本:投資のイメージをもっとよくしなきゃ……というような? テスタ:「投資をしています」って、昔は人に言いづらくて、イメージが悪かったと思うんです。ただ、やっていること自体はまったく悪いことじゃない。株の世界の人たちが投資をしていても何も変わらないと思うのですが、上原さんみたいなほかのジャンルの人たちが参加してくれて、投資に注目してくれる方が増えてくれたらうれしいですね。

いつか引退しなきゃいけない日が必ずくる

崎本:テスタさんが、投資以外にやってみたいことはありますか? テスタ:みんなが思うように「海外に住んでみたい」とか、月並みなことを思ったことはあります。でも、日本株をやるなら日本じゃないと勝てないんですよ。毎日ずっと見ていないといけないので、海外だと時差もあるし、情報が入るのが遅くなる。 崎本:いずれは投資をやめて、悠々自適に暮らそうとは思わないんですか? テスタ:プロスポーツ選手のような感覚と同じで、「いつか引退しなきゃいけない」「いつか通用しなくなる日が来る」とは漠然とわかっているんです。でも、それがいつかは自分でもわからないし、できるところまでは一生懸命やりたい。だから、現時点では、5年後、10年後の自分がどうなっているかはまったくわからないし、想像もつかないですね。おそらく勝っている投資家は、こういう人が多いんじゃないでしょうか。 崎本:いまに全力投球しているから、未来のことを考える余裕はないということですね。 テスタ:第一線で活躍するには、やっている最中から「終わったあとはこうしよう」と考えていても、通用しないと思うんです。いまは後先のことを考えず全力でやりきりたい。通用しなくなったら、その時残ったお金で、その時点でやりたいことをやろうと思うくらいでしょうか。
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