――命に別状がなく、本当によかったです。病気なども含め、太っていて後悔したことはありませんか？ ユリコ：病気をするまではなかったんですが、この入院中にありました。起き上がれない患者さんが床ずれをしないように、看護師さんが向きを変えてくれたりするんですけど、私が歩けるようになって病院内を見ていると、看護師さん一人か二人でやってるんですよ。 でも、自分の時を思い出してみると「○号室、力くださーい！」という呼びかけがあって、看護師さんが5人くらい集まってやってました（笑）。 ――笑ってはいけませんが「力ください！」はいいワードですね（笑）。 ユリコ：あとから看護師さんに「大変でしたよね」って聞いたら「ちょっとだけね」と言われて、太ってて本当にごめんなさい！と思いました（笑） ――でも、痩せてしまうとキャラクター的にも困りませんか？ ユリコ：病院の先生も芸能の仕事をやっていることを知ってくださっていて、「痩せたら仕事なくなっちゃいますかね」って言われました（笑）。でも、健康が第一なので痩せようと思います。 ――賢明な判断だと思います。 ユリコ：あるトレーナーさんから「病院と相談しながらゆっくり痩せる」という企画にお声掛けをいただいています。50kg台を目指しているので、来年の夏にはガリガリになってるかもしれません（笑）。 　名前を知る機会少ない再現VTRの出演者。しかし、彼ら彼女らにも人生がある。今、その一人が、死の淵を経験して人生を大きく転換させようとしている。今後のマリアユリコに注目したい。 ＜取材・文／Mr.tsubaking＞ Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大！天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。