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46歳男性、会社で初の“男性育休”を取得。経験者が語る「休暇とはほど遠い毎日」

なぜ男性の育休取得率は思い通りに上がらないのか?

育休

写真はイメージです

 先日、岸田総理は「異次元の少子化対策に挑戦する」と宣言。また、東京都の小池都知事も独自の対策を展開しようとしている。この少子化問題解決の糸口の一つと言えるのが「育児休暇制度」ではないだろうか。  厚生労働省が発表した2021年度の男性の育休取得率は約14%。年々増えてはいるものの、依然として低水準で推移している。なぜ男性の育休率は上がりづらいのだろう。  その理由を探るべく、46歳にして自身が勤める会社で初の男性育休を取得し、その生活をTwitterで綴っていた「育休くん」に、男性育児休暇のリアルな話を聞いた。

男性育休は「誰かが始めないと決して広がらない」

 2020年6月に2人目の子供が誕生したのをきっかけに育休を申請した育休くん。それまで、彼の勤める会社では女性社員で育休を取得した人はいたが、男性社員では1人もいなかったとのこと。会社初の男性育休となるとすんなりとはいかないこともありそうだが……。 ——自身の会社で初の男性育休を取得したとのことですが、スムーズに取れましたか? 育休くん:意外と簡単に取れましたよ。自分の場合、社歴も長くて管理職だったので強気に申請しましたけど、社歴の浅い若い社員だと言い出しづらいムードはありました。でも、だからこそ自分が取れば他の男性社員も取りやすくなるんじゃないかなという意識もありましたね。 ——その後、後追いで育休を取った男性社員はいましたか? 育休くん:自分と同じく2人目が産まれた部下がいたので「育休取れば?」って勧めてみたんですが、「お金も心配だし何よりずっと家にいるのはしんどいですよ」って言ってました。その気持ち、分からないでもないです(笑)。
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育休中に妻と喧嘩をしないためにやっておくべきこと
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