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フェノーメノ、キタサンブラック、ディープインパクトが圧勝。京都競馬場の名レースを振り返る

今週から待ちに待った京都競馬場が開催

競馬

2013年天皇賞(春)を制したフェノーメノ。1番人気のゴールドシップは5着に沈んだ 
写真/橋本健

 およそ2年半の改修工事を終え、今週からついに京都競馬場で開催が行われます。実は筆者は京都生まれ京都育ちで、幼少期には京都競馬場の近くに住んでいました。初めて行った競馬場も当然京都競馬場ですし、思い入れは人一倍。  また、京都競馬場のリニューアルに合わせて、ももクロとのコラボ企画である「週末競馬ももいろクロー馬ーZ」がスタート。ももクロメンバーが新しくなった京都競馬場について解説していたり、京都競馬場には等身大パネルと衣装が展示されていたりと個人的に注目の企画です。何を隠そう筆者はモノノフ(ももクロファンの総称)なので、「ついに来たか!」という感じ。今開催中になんとか都合をつけて京都競馬場に足を運べるようにしたいと思っています笑(笑)。  今回の記事では京都競馬場の名レースを筆者の独断で3レース厳選してお届けします。また、3頭の名馬に共通している「傾向」から、最後に京都競馬場の狙い方も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

3位 2013年天皇賞(春)/人気馬キラーのフェノーメノ

 2013年の天皇賞(春)は2頭のステイゴールド産駒に注目が集まっていました。前年の菊花賞、有馬記念を制した芦毛のゴールドシップと、日本ダービーと天皇賞(秋)で2着に好走した漆黒の馬体のフェノーメノ。同じ父ながら毛色は異なり、まさに対極の2頭でした。  レースはフェノーメノが中団、ゴールドシップが後方から進め、どちらも向正面中間から徐々にポジションを押し上げる競馬。ただし、ゴールドシップの方は手応えが悪く、直線に向いても伸びきれず。結果的に1倍台の人気に応えられずに5着に敗れました。一方、フェノーメノは勢いそのままに直線に入ると、押し切って勝利を果たします。  なお、フェノーメノは翌年も勝利しており、まさに淀の申し子たる活躍でした。また、その時も1倍台のキズナを降しており、まさに人気馬キラーと言えるでしょう。
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圧巻の走りをみせたキタサンブラック
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各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)


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