「中敷きをすすめる靴屋」で買ってはいけない。サイズ調整の99%を解決する方法とは
こんにちは、シューフィッターこまつです。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。
靴屋さんはいい加減、「中敷きでサイズ調節しましょう」とアドバイスするのはやめてほしいと思っています。たしかに中敷きを使うことで、靴はきつくはなりますが、それは「昭和の常識、令和のウソ」です。
私自身、シューフィッターの立場として学生からはローファー、老若男女からスリッポンのカカトが「パカパカ」脱げるという相談を、過去に数えきれないほど受けています。
とくにこの季節、高校に入学して学校指定のローファーを買ったものの、サイズはあっているはずなのに足に合わずに靴ずれで血だらけ。夏休み前にギブアップするというケースは痛々しい風物詩です。
ローファーをはじめとするスリッポンタイプの靴は脱ぎ履きが多い日本人には大人気ですが、紐がないのでそもそもサイズ調節ができません。ほとんどの方は、足が靴のなかで遊んでしまい、おもにアキレス腱のあたりから靴ずれを起こします。
でも、実はそれ、簡単に解決できます。使うのは中敷きではなく、「タンパッド」です。これで99%解決できるんです。
「中敷きでサイズ調節」は時代遅れ!?
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ」
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ