あのJ1トップチームのSNSキャラにファンから「微妙」の声が殺到中
鹿島アントラーズが3月9日からFacecook、Twitterでサービスを開始したSNSキャラクターの「コンシェル樹(じゅ)」くん。サポーターとクラブを独自の目線と繋ぐべく、同チームファンクラブ事務局が生み出したこのキャラクターに、当の鹿島サポーターから「微妙」との声があがっている。
コンシェル樹に関するチームのリリースを見ると、「ファン・サポーターの皆様とクラブを独自の目線とつなごうとする、ファンクラブ事務局より生まれたキャラクター」「ファンクラブ事務局によくある問い合わせへの回答や試合時の緊急連絡、渋滞情報発信等」とある。
4月7日に行われた浦和レッズ戦当日にも、「本日のレッズ戦ですが、すでにスタジアム周辺にはサポーターの皆様の姿が見受けられます。また潮来IC下り出口付近では工事のため、車線規制もございますのでご来場の方はお早めにお越しくださいませ」「おっと、スターティングメンバーが発表されたようでございますね!何と!土居選手が公式戦初先発です!」などと、それなりに頑張って情報を流していた。
ところが利用者である鹿島サポーターからはこんな不満の声が挙がっている。
「クラブからのお知らせ全てを流してくれるわけではないので、わざわざフォローするまでもない」
「たまにある小ネタも既にある有料モバイルサイトへの誘導が多い」
「コンシェル樹独自の情報が少ない」
不満の種は流される情報だけではない。
「鹿島アントラーズは住友金属が母体のチームで、樹木と何の関係があるのか……」(コンシェル樹くんは木を模したキャラ)、「“○○でございます”という口調がイライラするから普通にしゃべってくれ」「微妙な上から目線キャラが馴染めない」といった不満まで……。
そもそも鹿島には「しかお」という、鹿をモチーフにした立派なツノが特徴のマスコットキャラクターが既に存在しており「このキャラを使えばよかったのに」という意見もある。実際に、同じJ1の川崎フロンターレやベガルタ仙台などは、マスコットキャラクターの、ふろん太(@kawasaki_f)やベガッ太(@vegalta_vegatta)をSNSにも登用している。
鹿島サポーターいわく「鹿島はチーム作りは上手いがサポーターとの付き合い方が下手」とのこと。コンシェル樹くんはその名の通り、サポーターの心に根ざすキャラクターになれるのだろうか? <取材・文/日刊SPA!取材班>
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