「焦げたお肉を食べさせてやる」バーベキューの些細な復讐心のせいで“アラサー女性の恋”が台無しに
映画やドラマのような大がかりなものではなく、イタズラ程度のちょっとした復讐心が芽生えた経験はないだろうか。今回は、そんなちょっとした復讐を実行したことで、新たな恋の芽まで摘み取ってしまったと後悔する市川陽花里さん(仮名・29歳)の話を紹介したい。
陽花里さんは、同じ職場で働いていたTさん(男性・32歳)と付き合っていたが、イマドキ珍しい社内恋愛は禁止。そのため、「付き合っていることは、2人だけのヒミツにしよう」と約束し、1年近くを過ごしていた。会社の人にバレないよう、行きも帰りも別々。
「社内では素っ気ない態度を取られることもありましたが、それも社内恋愛がバレないためだと自分に言い聞かせていました。でもある日、『明日は早いから22時には帰る』と言っていたのに、私のマンションでTが酔いつぶれてしまったのです」
それは、珍しいことでした。帰ると宣言していた時間を過ぎてもグーグーと眠り続けるTの姿をカワイイ、愛おしいと思っていたのは、ほんの束の間。通知音が鳴ったため、スマホを思わずひっくり返してみると、LINEの一部が表示されているのが見えたのだ。
「LINEには、『大好き。早く声が聞きたい』『明日は朝から久しぶりのデート』などと書かれていました。そう、浮気発覚です。しかも、そのアイコンには見覚えがありました。同じ職場のM子(22歳)のアイコンだったのです」
陽花里さんは、すぐにTを叩き起こして問い詰めた。だが、普段から気の弱いTは「ごめん、出来心で…」といまにも泣きそうになりながら、「本当にごめんなさいっ! 別れるから許してください!」と、呆れるような態度。そしてそのまま帰宅し、破局となった。
「Tが謝っていたときは、浮気相手のM子と別れるから許してくださいと言っているのかと思っていたのです。だから、Tを怒ったあとはやさしく慰めました。でも、次の日からLINEをブロックされ、電話にも出てくれない。フラれたのは結局、私だったのです」
社内恋愛禁止の職場で
同じ職場の女性と浮気していた
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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