ラーメン屋の元店員が明かす迷惑客「こんな味のラーメンを作っていてはダメ」“謎の上から目線のアドバイス”にウンザリ
昨今は大手回転寿司チェーン店での迷惑行為から始まり、飲食店における“客のとんでもない行動”が話題になることも多々。店内で迷惑客に遭遇し、顔をしかめた経験をもつ人もいるだろう。
今回は、ラーメン屋の元店員たちが体験したエピソードを紹介する。
つけ麺が人気のラーメン店でアルバイトをしていた加藤ひかりさん(仮名・20代)は、「カウンター席は嫌だ」と主張する客に困惑したという。そのラーメン店は、カウンターが6席、2人掛けテーブルが4席、4人掛けテーブルが1席の配置だった。
「平日でも行列のできる人気店でした。店自慢の自家製麺は極太で茹でるのに時間が掛かるため、効率よくお客さんを案内して提供するために、食券を購入してから列に並んでもらうスタイルだったんです。それで、着席後すぐに提供できるようにしていました。つまり、店内に案内するときには、2、3人前の麺がすでに釜に入っている状態」
そこで困るのが“席にこだわる客”だったと加藤さんは言う。
「店員側は、小さなお子様連れのお客様を優先してテーブル席に案内します。ですので、ホールの状況を確認しつつ、麺を茹でる時間も気にしながら対応していました」
できるだけ席の希望は聞かないことがルールだったというが、ある日のランチタイムで店が最も混雑している時間帯。1組のカップルが騒動を巻き起こす。
「カウンター席を案内したところ、『カウンターは嫌だ』と2人揃って強く主張されたんです」
しかし、その客の麺はすでに釜に入っており、加藤さんは断った。
「仕方なしに納得していただき、カウンター席に座ってもらいましたが、店内に響き渡るような声で文句を言い、雰囲気は最悪の状態になってしまいました」
カップル以外にラーメンを楽しみに待っている客が多くいるにもかかわらず、気持ちを下げるような言葉の数々に、加藤さんは残念な思いだったと話す。
テーブル席にこだわるカップル
店内に響き渡る声で文句を言う
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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