更新日:2023年10月16日 15:12
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東大生も納得した「読むだけで大人でも学力が上がる本」ベスト3

○『一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書』

(SBクリエイティブ)著・辻考宗
一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書

『一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書』(SBクリエイティブ)

 国語とは、情報整理の学問です。どこに何が書いてあって、それが何を意味するのか。的確に整理していけば、必ず高得点が望めます。「国語が苦手」とは、「書いてあることをまともに読み取り、情報を整理することが苦手です」と紹介しているに等しいのです。 「国語の勉強」は高校生までのような気がしてしまいますが、書類や本を読んで得た内容を自身の中で咀嚼して、まとめ直し、アウトプットする流れは、社会人になってからも必須のスキル。実は、他のどの教科よりも実学的であると言えます。  では、どうやって情報を整理するのか。『一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書』は、マクロな方向から情報整理にアプローチしています。国語で読む文章を7つの型に分けてしまい、文章の方向性をあらかじめ予想しつつ読む。そうして、内容の把握を簡単にしています。

国語力を鍛えることが“自衛の手段”にも

 昨今ではSNS上のトラブルも頻発しています。ささいな文章の読み違えから、意図がすれ違い、事件へ進展することも珍しくありません。  国語力を鍛えることは、自衛のためでもあります。国語力とは、相手に伝わりやすく自分の主張を伝える力、相手の主張を過不足なく読み取る力。ディスコミュニケーションを減らします。  文章が苦手な人ほど読んでほしい一冊です。  今回は3冊の本をご紹介してきました。せっかくの「読書の秋」。学びなおしに使うのもいいかもしれません。
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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