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女性を狙って「役立たずが!」図書館で暴言を吐く40代男性の末路。証拠を録画して館長に見せると…

 人が多い街の中や駅の構内などでわざと女性に身体をぶつける“ぶつかり男”がSNSを中心に議論を呼んでいる。迷惑極まりないその行動の背景には、フラストレーションの解消を意図していたり、被害妄想があるといわれている。  専門図書館で司書の仕事をしている中島加奈子さん(仮名・27歳)は、直接ぶつかられたわけではない。ただ、利用客の迷惑な行動により、精神的に追い詰められた経験がある。あまりのストレスで円形脱毛症ができてしまったほどだという。
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画像はイメージです

40代男性から暴言を吐かれてしまう

 きっかけは、ある常連の利用者に声をかけられたことだった。 「平日・休日問わず、よく利用されている40代ぐらいの男性の利用者さんから、本を探していると問い合わせを受けたんです。かなり専門的な内容だったんですがわかる範囲だったので、該当する図書を探しました。案内すると、その利用者さんも中身を確認したうえで借りて行ったんです」  日常的な仕事の一コマだったが、これが常軌を逸した行動の引き金になってしまう………。 「数日後に、その利用者さんからカウンター越しに手招きされたんです。行ってみると、下から顔を覗き込むように睨まれて、小声で『おい。あの本、欲しい情報がなかったぞ。時間を無駄にしやがってどうしてくれるんだよ。役立たずが』と言われました。確かに利用者さんにも求めていた情報が書かれていることを確認したはずだったんですが……威圧的な言い方に気圧されて、ひたすらに謝ることしかできませんでした。その後も、10分以上にわたって小声で苦情を言われ続けました」

繰り返し呼びされるようになり…

 それからというもの、男は繰り返し中島さんを呼び出すようになった。 「それまであまり接触はなかったんですが、以降は頻繁に呼び出されるようになりました。専門的な単語をわからないでいると『はあ? 馬鹿かてめえは』と文句を言われたり、本を探すように言われて案内すると『違えよ。使えねえから辞めろ』となじられるようになりました」  頻度は次第に増していったという。 「日々、ひどい言葉を浴びているうちに、ふとした時に動悸が激しくなるようになって。そして、業務中にうまく呼吸ができなくなってしまうようにもなったんです。それまでは自分の知識が至らないせいだと思い、周囲に話していなかったんですが、私の様子がおかしいことに気づいた上司にどうしたのか尋ねられて、全て話すことにしました」
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出勤できない状態にまで追い込まれる
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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