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2年で「134店舗→1500店舗」に。急拡大するchocoZAPが“最も恐れる事態”とは

一方のエニタイムは、テレビCMで利益を下押し

エニタイム業績 ※決算短信より筆者作成

エニタイム業績 ※決算短信より筆者作成

 日本で初めて24時間営業のフィットネスジムを行ったのがエニタイムフィットネス。アメリカに本社があり、日本ではFast Fitness Japanがフランチャイズ契約を締結してサービスを提供しています。  店舗数は1134。国内では2割のシェアを握っています。Fast Fitness Japanの業績は堅調そのもの。2024年3月期の売上高は前期比7.0%増の158億円、営業利益は同4.2%増の35億円でした。  この会社は3期連続で営業利益率が20%を超えています。高利益体質なのは、フランチャイズを主体としたビジネス展開をしているため。1134店舗のうち、957店舗(84.3%)がFC店となっています。  実はFast Fitness Japanは、2024年3月期の4Q単体の営業利益が6億4000万円となって前年同期間比で1割以上減少しました。その要因の一つが広告宣伝費。同期間に1億4300万円を投じていますが、前年は9100万円ほどでした。  エニタイムフィットネスは2023年12月から2024年1月にかけてテレビCMを放映しています。chocoZAPも大々的なテレビCMを継続的に流していることは知られている通り。エニタイムがライバル意識を燃やしているのは間違いないでしょう。  FC店が多いエニタイムフィットネスは、集客に苦戦してフランチャイズオーナーが儲からなくなるというのが最悪のシナリオ。chocoZAPとの激しい戦いが予想されます。 <TEXT/不破聡>
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
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