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10分の昼寝で2時間の睡眠効果? 話題の「パワーナップ」を試してみた

 ビジネスパーソンたちの間で、「パワーナップ」が注目を集めている。コーネル大学教授・心理学博士のジェームズ・B・マース氏による造語であり、“仕事の生産性をあげるための仮眠”という意味、つまり就業中の昼寝だ。  パワーナップを取り入れる企業も増えており、米国では「Google」が仮眠スペースに効率良く昼寝ができるマシンの導入、日本企業でも「Yahoo!」が本社移転後に仮眠スペースを設けて話題に。ただ漠然と昼寝をするのではなく、効果を高めるパワーナップを推奨するジムがある、その名も『ZERO GYM』新宿店。

『ZERO GYM』新宿店。都庁も近い新宿のオフィス街のど真ん中にある

 同店は今年2月初旬、疲労回復専用ジムとしてオープン。パワーナップは平日の12時半~13時限定のプログラム。僅か30分という短さに、“着替えが不要”という気軽さもあり、新宿界隈のビジネスパーソンから心身の安息の場として好評を得ているそうだ。その効果の高さを店長兼インストラクターの青木美穂氏は、次のように話す。 「机に伏せて寝るのも、電車内でウトウト寝てしまうのもパワーナップの一つですが、体がリラックスしていないので、その効果は低め。弊社のパワーナップは、ヨガの瞑想法『ヨガ・ニドラ』を取り入ることで、10分の集中仮眠で実に2時間近い睡眠と同等の疲労回復効果が得られます」  10分で2時間の仮眠効果!? 寝不足が多い現代サラリーマンにはピッタリではなかろうか。早速、パワーナッププログラムを体験することに。20帖ほどのスタジオは「リラックスする空間作りを徹底しました」の言葉通り、照明や空調の細かく設定され、ヒーリングミュージックも流れる。寝る準備が完全に整っている印象。

温度、湿度も「寝やすい環境」を徹底。最大10人でパワーナップを行うそう

 プログラムは30分間で、①不調改善のためのセルフ足裏マッサージを10分、②眠りの瞑想、③20分間の集中仮眠、という3部構成。まずは、多くのプロスポーツ選手も愛用するボディーケアメーカー「phiten(ファイテン)」製の最新素材「メタックス」を施したマットの上で、足裏のセルフマッサージから始まる。 「サラリーマンの多くがデスクワーカーで、下半身が凝り固まっていることが多い。そして足裏には体全体につながる“反射区”があります。ここを刺激することで、体の不調が改善とすると言われており、頭痛ならば親指の先端、胃腸ならば土踏まずの部分などを入念にマッサージしましょう」

足裏マッサージは自分で行う。ポイントを記した説明書もあり、初心者も安心

 青木氏はタイ厚生省認定 タイ古式マッサージ資格を持ち、その指導は的確だ。次第に血流が良くなり体がポカポカと温まっていくのがわかる。続いて、青木氏の指導のもとで②の眠りの瞑想へ。マットの上に横たわり、目元にアイマスク、肩まで毛布を掛けて完全に“寝る”状態に。そして青木氏の“睡眠導入”という声に完全に身を任せる……。彼女の声はゆっくり、優しさがあり、心がおちついていくのがわかる。  指示通りに心身の緊張・緩和をすることで、だんだん体から力が抜けていく。これがヨガの瞑想法『ヨガ・ニドラ』か。呼吸はすぐに寝ている時と同じ腹式呼吸になり、青木氏の声も遠く遠くなっていく……。先生の「呼吸を味わうように吸ってください」という声で、自分が寝ていたことに気がついたほどだ。

膝裏にはクッションを挟む。足が浮くことで、よりリラックスできるそうだ

 記者は寝起きが悪いため、寝てすぐにスッキリ!とは正直言えなかったが、取材を終えジムから出て歩いている最中、いつより心身が軽く感じた。普段ならば昼食後は眠くて仕事に集中できないことが多かったが、この日は取材終えて一気にこの原稿を書くほど脳が冴えていた。 「パワーナップは続けていくほど、心身のリラックスが深まり、より効果が出るようになります。もちろん、自宅で行うのも効果的ですよ」  仮眠スペースがない会社も多い。そういう時は『ZERO GYM』新宿店など横になれる場所を使い、“パワーナップ”で同僚たちに差を付けるのはいかがだろうか? 取材協力:疲労回復専用ジム『ZERO GYM』新宿店 (取材・文/週刊SPA!編集部、写真/KKフォトグラフ)
●疲労回復専用ジム『ZERO GYM』新宿店
〒163-0690
東京都新宿区西新宿1-25-1
新宿センタービルMB1階
電話番号:03-6279-0630
パワーナップ[新宿店限定]1回/3,000円(初回1,500円)
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