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「文化遺産」として見直される昭和の都電。「アニメの聖地」や「渋沢ゆかりの地」などに残る都電の今を追う

昭和の都電が保存されている公園は他にも

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同形式の6000形6063号と電動貨車乙2号が保存される文京区立神明都電車庫跡公園。2023年に保存車両の大規模修復が完了し、現役当時さながらの美しい姿に復元された。昭和の文化財が見直される今、こうして修復される車両もある(写真:若杉優貴、公園敷地外より撮影)

 今回は、都電荒川線の沿線で保存されている昭和の都電6両をめぐってみた。23区内では、このほかにも先述した文京区立神明都電車庫跡公園や板橋区立板橋交通公園などにも昭和の都電が保存されている
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JR大塚駅前を走る都電。都電は1乗車170円(ICは168円)、1日乗車券は400円(写真:若杉優貴)

 都電は最盛期には200キロメートル以上の路線網があったものの、現在の都電荒川線は全長約12キロメートル。短いながらも他の鉄道路線や都バスと接続する停留所も多く、週末のショートトリップには持ってこいだ。  一日乗車券もわずか400円。都電荒川線に乗って、昭和の面影を探す旅へと出掛けてみてはどうだろうか。 <取材・写真撮影/若杉優貴> 参考文献:朝日新聞社 編(1973):『世界の鉄道 ’73』朝日新聞社、林順信(1996・1998)『都電が走った街 今昔(1)(2)』JTB日本交通公社出版事業局、林順信・諸川久(1986)『おもいでの都電』保育社
都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitter:@toshouken
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