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業界人が語る「見たい/見たくない」秋ドラマ6選。「魅力が発揮されていない」主演女優も

熱演俳優・藤原竜也の新境地になる『全領域異常解決室』

全領域異常解決室 続いて、サスペンスドラマを中心に担当するフリーの30代女性プロデューサー・B氏にも見たい作品と見たくない作品を聞いた。 「期待しているのは、主演が藤原竜也さん、バディ役を広瀬アリスさんが務める『全領域異常解決室』(フジテレビ系、水曜午後10時~)ですね。  神隠し、シャドーマン、キツネツキといった“超常現象”が絡んだ事件を解決していく新感覚ミステリードラマで、圧倒的な知識や記憶力、洞察力を兼ね備えた天才役を演じる藤原竜也さんがとにかく魅力的で彼の新しいハマり役になりそうな予感がします。常人ではない役どころを演じさせたらピカイチですよね。  そして、『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『ラストマン-全盲の捜査官-』(いずれもTBS系)といったミステリーから医療系まで、幅広いジャンルをキャッチーなエンタメ作に昇華できる黒岩勉さんの脚本も光っていますね。予想不能な展開と大きなどんでん返しがあり、飽きずに見られる作品になっていますね」  盛り上がり次第では「映画化もあり得るのでは?」と語る新感覚ミステリーを推す一方で、B氏が「見たくない」と不安視する作品は?

シリアスな展開を描けるか疑問が残る『ライオンの隠れ家』

ライオンの隠れ家「期待外れに終わってしまいそうなのは、10月11日からスタートする柳楽優弥さん主演の『ライオンの隠れ家』(TBS系、金曜午後10時~)ですね。  同作は、自閉スペクトラム症の弟と暮らす主人公の元に、突如“ライオン”と名乗る少年が現れ、預かることになり……といったところから始まるヒューマンサスペンス。  柳楽優弥さんや坂東龍汰さんといった俳優陣の演技力は目を見張るものがあるのですが、『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)や『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)のヒットで知られる徳尾浩司さんの脚本がやや不安要素です。  軽快なタッチやセリフのうまさは認めるところですが、『恋はDeepに』(日本テレビ系)や『unknown』(テレビ朝日系)ではストーリーが入り組みすぎたり、強引なオチになったりする傾向が見られました。なので、同作もプロデューサーや制作陣がうまくバランスを取ってくれないと、序盤で視聴者が離れる可能性がありますね」  高視聴率作品も多いTBSの金曜10時枠だけに、ストーリーの面白さが明暗を分けそうだ。
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要素を詰め込みすぎた『3年C組は不倫してます。』
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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