更新日:2024年12月16日 09:06
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ノンスタ石田明、M-1審査員のオファーに当初は…。反対だった“初の漫才分析本”を出したワケ

NSC講師に就任するきっかけ

NON STYLE石田明――2020年からNSC(吉本の芸人養成所)の講師として、芸人志望者に授業を行っていますが、きっかけはなんだったのでしょう? 石田:ある日、(吉本興業の)岡本社長に呼ばれまして、1対1で向かい合って座ったんです。そのとき、「ああ、俺クビなんや」って思ってて、ちょっと前に吉本がいろいろあったじゃないですか(笑)。当時、僕は舞台やっとって、それの終わりに直撃でインタビュー求められたんやけど、それのコメントがまた悪く映ってたんですよ。だから、謝る準備だけしてたんだけど、岡本さんに「NSCを変えてほしい」って言われて。どうも、岡村さんのラジオを聞いてくれてたみたいなんです。  それでオファー受けることになって、「やりますけど、大阪と東京に2人の哲夫つけてください」って条件つけたんです。大阪には笑い飯の哲夫さん、東京にはパンクブーブーの(佐藤)哲夫さんをレギュラー講師にしてもらって。僕は基本的に見せ方に特化していて、笑い飯の哲夫さんは発想で、パンクの哲夫さんは組み立てだと思うんですね。それぞれが全然違う角度からネタについて言えるかなって。  あとは、NSC講師のアシスタントもこれまでNSC卒業したての子にやってもらってたんですが、芸歴1年目なんでやっぱりちょっと物足りないなって。だから相談役にもなるし、一緒にダメ出しもしてくれるベテランのアシスタントつけてくださいってお願いして。東京だと囲碁将棋の文田(大介)とか、イシバシハザマのハザマ(陽平)とか、大阪ではヒューマン中村に入ってもらったんです。

あんなに緊張したことは後にも先にもない

NON STYLE石田明

「R-1ぐらんぷり2015」ファイナリストでもある

――NSCだとコントやピン芸人志望もいますよね。石田さんは2015年に「R-1グランプリ」で決勝に出られていますよね。あの決勝で急遽ネタを変えたっていう話が、ネットなんかでもよく出てますけど。 石田:ああ、あのときライザップの音が使えなくなったんですよね。急遽でしたけど、まあしゃあないなって切り替えましたね。ただ、音が使えなくなったこと以前に、どっちみちめちゃくちゃ緊張してましたけどね(笑)。やっぱ1人で戦うのってほんまに難しいですよ。  でも、いい経験やったなと思います。あんなに緊張したことは後にも先にもなくて、あれ以降はもう何も緊張しなくなりましたね。あれが人生で最後の緊張やったんちゃうかな。  それまでピン芸のやり方なんて全然わかってなかったんですけど、あの経験を通して少し掴めたというか。今、NSCで講師をやる上でもあのときの経験がすごく役に立ってるなと感じますね。
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今も変わらず週休2日制
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平成生まれのライター、編集者。ファミマ、ワークマンマニア。「日刊SPA!」「bizSPA!フレッシュ」などの媒体で執筆しています

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