更新日:2024年12月16日 09:06
エンタメ

ノンスタ石田明、M-1審査員のオファーに当初は…。反対だった“初の漫才分析本”を出したワケ

今も変わらず週休2日制

――今は漫才だけでなく、舞台の演出やYouTubeチャンネル、クラウドファンディングでクラフトビール製造のプロジェクトを進めていますよね。漫才に還元される部分も多いのでしょうか? 石田:ああ、そうですね。演劇なんかは特にそうです。YouTubeもお笑いの話をすることが多いんで、それが自分に還元されるからやってますね。クラファンは、ほんまに自分のやりたいことなんです。NON STYLEとしてじゃなくて、石田明個人としての挑戦という感じなので、それは漫才とはちょっと違うところにあるかな。  去年はクラファンで絵本制作に挑戦したんですけど、それが評判良くて。そしたら知り合いから「今度はビールとか作ってみませんか?」って話があったんですよ。それで「ちょっと挑戦してみようかな」って思った感じですね。イメージするだけじゃなくて、なんでも一回やってみる精神です。 ――話は変わりますが、コロナ禍では、あの子育てのために仕事セーブして「週休2日制」にしていましたが、今は仕事と家庭の両立はどうされていますか? 石田:今も変わらず週2で休もうとはしてますね。無理な月もありますけど、基本的には「そっちの方向で」って事務所には言ってますね。まあ昨日も休みでしたし、今日もホンマは休みやったんです。あ、このインタビューじゃなくて、他の仕事が入ったんで(笑)。

子どもなりの感覚がめっちゃ面白かった

NON STYLE石田明――ちなみにオフの日はお子さんと一緒にどう過ごされていますか? 石田:僕はオフの日は仕事を一切しないって決めてるんで、もう単純に遊びまくるだけですね。今、長女と次女が双子で小学校1年生、三女が4歳なんですよ。  それこそ、絵本の『びんぼうがみの子』のクラファンの返礼でイベントをやったときの話なんですけどね。お客さん10人くらいの小さなイベントで、うちの子たちが手伝ってくれて、みんなの前でお話ししたんですよ。そのとき長女が「『びんぼうがみの子』を買ってくれてありがとうございます。父ちゃんはお仕事いっぱい頑張ってるから、今では大金持ちです!」って言ったんです。そしたら、会場がドカーンとウケてね。  その後、「今日はゆっくり楽しんで帰ってください」ってちゃんと自分で話をシメて、うまいなあって感心してたんですけど、帰りに長女に聞いたら「コメントを間違っちゃったかも」って言うんですよ。 「大金持ちですって言ったら、みんな笑っちゃった。ごめんね。父ちゃん、大金持ちじゃなかったよね」って。いやいや、あそこでウケたのは大金持ちは自分であんま大金持ちって言わないからだと思うよ。父ちゃんはすごく面白かったし、みんなも笑ってたから全然いいよって言いました。その子どもなりの感覚とか捉え方がめっちゃ面白かったですね。
次のページ
M-1審査員のオファーは…
1
2
3
4
平成生まれのライター、編集者。ファミマ、ワークマンマニア。「日刊SPA!」「bizSPA!フレッシュ」などの媒体で執筆しています

記事一覧へ
おすすめ記事