更新日:2025年02月20日 16:18
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小室圭さん母・佳代さんの自伝に戦慄。「こういう私でありたい」という願望で彩られた世界観…誰をターゲットに、なぜこの本は出版されたのか

清廉で真摯であることを大切に、今までのように生きていく

 2017年5月、圭さんと眞子さんの交際が公になった。眞子さんにプロポーズしたことを息子から打ち明けられた佳代さんは、「この生活を乱されたくない」「一体どうなってしまうのかしら……」と不安がよぎったと回顧している。  佳代さんが起こした数々の金銭トラブルを知ったうえでこのくだりを読み返すと、なかなか意味深である。乱されたくない「この生活」とは、他人にまとまったお金を無心してきた日々を指しているのだろうか?  しかし、この不安を受け止め、前を向いて歩いていくと決心した佳代さん。 「私は私でしかないのです。清廉であること、真摯であること、それらを大切にして、今までのように生きていこう」  まるで、今までが清廉で真摯であったような書きぶり! 金銭トラブルにまともに向き合おうとしていなかったし、この言葉とは正反対の対応を取った事実は多くの人が知るところなのだが……。

「彼女」「息子の配偶者」という呼び方で通しているのは…

 そして、佳代さんの心境は以下のような境地へと行き着いた。 「『真っ直ぐな気持ちで人を愛し、その人を守っていきたい』息子のそのような想いを、私がどうして否定することができるのでしょう」  いや、誰も佳代さんが否定しているとは思っていないのだけれど……。それどころか「この好機を絶対に逃さない!」という気合いを察し、「佳代さんの決意は変わるわけがない」と国民は確信していたくらいだ。  そんななか気になるのは、同書における眞子さんの呼び方である。素直に「眞子さん」ではなく「彼女」「息子の配偶者」という呼び方で通しているのだ。  先方に気を遣った、その表れかもしれない。ただ、確かに関係性としては誤りではないが、秋篠宮家の長女を「彼女」「配偶者」呼びするのはなんとも……。
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