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元セクシー女優が「ビデオ撮影の裏側」を暴露。現場が“地獄の空気”になってしまう最大の要因とは

待ち時間が長くなると起きる弊害

たかなし亜妖さん 待ち時間が長くなると、現場の滞在時間が延び、単純に帰るのが遅くなる。どこかで調整できれば挽回は可能だが、延々と後ろ倒しパターンになるとスケジュールが大幅に狂う恐れがあり、とても危険だ。  また、待ち時間が長いと現場がダレてしまうこともある。演者やスタッフがピリピリすると空気が重くなり、モチベーションも下がり、次第にパフォーマンスに影響を及ぼす。それにより、作品の完成度が低くなる可能性もあるだろう。  第三者からすると「気持ちに左右されたまま仕事すんな」「プロだろ」との痛いツッコミを入れたくなるだろうが、形のない商売は“内側”の部分がかなり重要である。カラ元気を出しても、心の底からテンションが上がっていない時は、不思議と出来栄えが悪い。これはADなどの裏方スタッフにも同じことが言えるため、現場の空気は想像以上に大切ということだ。

地獄の空気を変えられる裏方スタッフも

 余談だが、仕事ができる裏方はどんよりムードを消す能力が凄まじい。彼らのお陰で最悪の空気が晴れ、巻き返せるパターンも多いので“シゴデキ”が1人いるだけで随分と話が変わってくる。  待ち時間に関しては実際に現場へ入ってみないとわからない。あの“地獄の空気”を知っている人間は限られているが、知らないに越したことはないだろう。  今後も撮影の裏側ネタはシリーズ化していくつもりだ。今後の展開に、乞うご期待である。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya
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