仕事

“時給1500円のバイト先”で見た地獄絵図「仕事ができない同僚」が走行中のトラックから…「怖くて後ろを振り返ることができなかった」

千馬流“肉体労働をうまくやり過ごすコツ”

最後に僕が知る肉体労働系のバイトをうまくやり過ごすコツを3つ伝授したい。 「明るく元気のいい挨拶」 「怒られたら必要以上の大声で謝って濁す」 「ギャンブルについて一定の知識を有しておく」 肉体労働系おっちゃん社員の多くは「元気で」「ギャンブルの話ができる」「声のでかい」若者が大好きだ。ギャンブルという共通言語で移動中に退屈させず、かつでかい声でやりとりをしていれば、大抵帰りはニコニコ顔で見送ってくれるものである。もちろん仕事ができるに越したことはないが、これらを実践する方が業務の習熟度や体力面を磨くよりよっぽど楽で簡単なのだ。 この記事を書きながら、僕はいつからこんな打算的に仕事をするようになったのだろうと虚しくなった。昔はもっとまっすぐな気持ちで汗水垂らして働いていたものである。汚い大人になってしまったことを少し悲しく思いながら、パソコンの電源をそっと落とした。 <TEXT/千馬岳史>
小説家を夢見た結果、ライターになってしまった零細個人事業主。小説よりルポやエッセイが得意。年に数回誰かが壊滅的な不幸に見舞われる瞬間に遭遇し、自身も実家が全焼したり会社が倒産したりと災難多数。不幸を不幸のまま終わらせないために文章を書いています。X:@Nulls48807788
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