竜巻から生還した犬・ワン太郎がPTSDか!?
殺伐としたニュースが多いなか、ホッと心がなごむ動物ネタ。ニュースをにぎわせた動物たちは、今どうしているのか? その近況をSPA! がリポート
●竜巻から無事生還した【ワン太郎】
(茨城県つくば市)
今年の5月6日、北関東を襲った竜巻で行方不明になったのが柴犬のワン太郎だ。飼い主の大関英也さんが当日の様子を話す。
「私や家族は全員外出中でした。自宅に戻ると、屋根の瓦は落ち、壁も一部が剝がれ、敷地内の倉庫は竜巻が吹き上げただろう土砂で真っ黒に汚れていた。ワン太郎の様子を見に行ったら姿はなく、犬小屋も吹き飛んでいたんです」
首輪をつないでいた鎖は伸びきり、ちぎれていた。家族で大捜索をし、近所の人にも聞き回った。
「それを聞きつけたNHKの人が来て『戻ってきたら連絡をください』と。明るい話題が欲しかったみたい。で、竜巻の2日後、ワン太郎に似てる犬がいるという知らせが入りました。ウチから100mほど離れた家の庭にいたんですよ。自分で帰ってこられる距離なんですが、竜巻の恐怖が残っていて近寄れなかったのかなあ。不思議だったのが、いつも庭に出しっぱなしで体が土埃で汚れてたのに、戻ってきたらまるで洗ったみたいにきれいになっていたことですね」
竜巻に洗浄効果があるとは思えないしねえ。戻ったことをNHKの記者に告げると早速、取材に来た。すぐに放送されたらしいが、
「テレビのアンテナも吹っ飛んだので、家族の誰も見てない」とか。
「そのすぐ後にテレビ局や新聞社が立て続けに取材に来て。最初はワン太郎が戻ってきたうれしさで喜んで引き受けていたのですが、あまりに続くとねえ。家の修理や片づけもしながらですから。おまけに、ニュースになるほど知人からの電話の数も増えて。10分おきにかかってきてましたね。トータルで100本くらいかな」
ワン太郎に変化はありました?
「もともと人懐っこいので、取材の人や知人、ニュースを見て会いに来る人など来客が増えて喜んでます。変わった点といえば、近くで大きな音がすると途端にぶるぶる震えるようになった。竜巻に巻き込まれたのか、避けて逃げたかはわからないけど、相当怖い思いをしたのは間違いないでしょうね」
そりゃ、犬だってトラウマにもなろうってもんだ。
― 世間を騒がせた[ニュースな動物]のその後【1】 ―
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