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「問題を解決したいときには他人を巻き込むべき」ベストセラー東大生作家が提唱

 自分自身で解決できない悩みや目標でも、他人に意見を求めることで解決できるかもしれない。しかし、そのためには物事をわかりやすく伝えるための「要約力」が必要である。そこで今回は、『東大式習慣』の著者であり、「日常のあらゆることをゲーム化する」という効率術を提唱する西岡壱誠氏が他人に意見を求めるコツやTwitterを用いた独自の「要約力アップ術」を解説! help

日常生活をゲームに変え、他人を巻き込んでいく

 生活の中で僕は積極的に「ゲーム」の考えを取り入れています。「○○できればクリア!」というルールを設けることで、面倒な勉強やタスクもゲームとして楽しみながらこなすことができますし、目標達成のためにも有効です。  ここでゲームのルールを設定する際に僕がオススメしたいのが、「上手に『キャラクター』を使う」というもの。「他人」というキャラクター、あるいは「自分」というキャラクターをいかにうまく使っていくかを考えると、ゲームをより楽しくできます。  たとえば、ロールプレイングゲームにおいても主人公たった1人だけの力でゲームクリアする人はまずいませんよね。仲間を集めて、仲間とともにレベルを上げて、役割分担しながら敵に打ち勝ちます。村人に話を聞くのも大事なプロセスです。  現実でも同じように、どんな状況であっても、自分の周りの環境や周囲にいる他人をうまく利用できる人間は強いのです。受験勉強だって、たった1人で勉強しているよりも、先生に質問に行ったり、友達と一緒に問題を問いたりして勉強できる人間は成績が上がりやすい。そんなふうにうまく他人を絡めながらゲームを組み立てていくのが有効です。

「他人に意見を聞いてみる」だけでも問題解決に近づける

 それでは、どのように周りの人を巻き込んでいけばいいのでしょうか? 簡単なのは「他人に意見を聞く」ということです。たとえば何かに挑戦するとき、「何度やってもダメ」ということもありますが、他人に意見を聞くことで、思いもよらぬ解決法を発見できるかもしれません。  どんな人間であっても、自分だけでわかることなんて限られています。自分の失敗の原因とか、自分の短所とか、自分の本当の魅力とか、そういうものは「他人」のほうが気付きやすいものなのです。  だからこそ、失敗したときには遠慮なくほかの人から意見を求めることで、自分にとってプラスの結果を得ることができるでしょう。そのためにも、自分の状況を相手にきちんと伝える必要があります。
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(にしおか いっせい)東京大学3年生。偏差値35から2 浪後なんとか東大に合格。現在は東大書評誌『ひろば』編集長、「ドラゴン桜2 東大生プロジェクト『東龍門』」のプロジェクトリーダーなどを務める。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』が12万部を突破。最新刊『東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>』が発売中

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