恋愛・結婚

東大恋愛マスターが語る「どんなにコミュ障でも会話スキルを上げられる習慣」

 東大に通う学生たちはいったいどんな毎日を送っているのか? 2浪の末に東大に合格、入学後には数多の東大生との交流を重ね、その行動パターンを徹底的に分析。その膨大なデータをもとに編み出した『東大式習慣』を刊行した西岡壱誠氏が、そんな気になる東大生たちの習慣をレポート。今回、紹介するのは、失恋をきっかけに日本一恋愛を勉強したという異色の東大生! コミュ障 みなさんは、「恋愛マスター」と聞いて、どんな人を想像しますか? やっぱりイケメンな男の人でしょうか? 女子を取っ替え引っ替えするような男子でしょうか? 東大で恋愛マスターと呼ばれる「彼」の答えは違いました。 「恋愛とは、当たり前に人を尊重して、互いに分かり合える状態のことです。恋愛を学べば、人間は最強になれるんです」  彼の名前はヤジマリョウ。東大生でありながら恋愛についての本を200冊以上読み、東大生でありながらpairsで「いいね」獲得全国1位になり、東大生でありながら4か月ホストをやって月間新規指名数1位になった、東大恋愛マスターです。

ヤジマリョウ氏

東大生こそ恋愛を学ぶべき?

「恋愛マスター、とか言われますけど、もともとは本当にコミュ障のブサメンでした」  ヤジマさんは、もともと友達ともそんなに喋るタイプではなく、東大に入ったはいいけど周りのすごい学生たちに圧倒されて、自己肯定感の低い東大生だったそうです。それが、ある女のコを好きになったことをキッカケに恋愛についての勉強を本格的にスタート。もともと「勉強」は得意だった彼は、体系的に恋愛を学んで恋愛マスターに上り詰めたのです。今では東大生が恋愛について本気で勉強するゼミ「UT-Lavo」のリーダーとして、東大生の恋愛の勉強を牽引する存在として活躍しています。 「『恋愛』というと悪いイメージも持たれやすいですが、僕がやりたいのは『コミュニケーション』の勉強なんです。自分の意見をはっきり伝える。自分の心を開いて、相手にも心を開いてもらう。そういう本質的なコミュニケーションが、東大生には不足していると思うんです。かつての僕のように」  僕も東大に入って3年経ちますが、たしかに「本音で話す」とか「他人を尊重して会話する」とか、そういうコミュニケーションや人間関係において苦労する東大生の数はかなり多いです。 「本当は、恋愛やコミュニケーションは体系立てて勉強すれば身につくものです。でも、『体系立てて勉強できる』ということを知らない。僕がやりたいのは、勉強が得意な東大生が、勉強として恋愛を学ぶ場を作ることなんです」  そんなヤジマさんは、いったいどうやって自分のコミュニケーションスキルを磨いたのでしょうか?
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ごく簡単に会話スキルを上げるための習慣
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(にしおか いっせい)東京大学3年生。偏差値35から2 浪後なんとか東大に合格。現在は東大書評誌『ひろば』編集長、「ドラゴン桜2 東大生プロジェクト『東龍門』」のプロジェクトリーダーなどを務める。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』が12万部を突破。最新刊『東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>』が発売中

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東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>

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