「40代でリストラ」を回避する秘策
1/15発売の週刊SPA!では「2013年 クビになる会社員 恐怖の新基準」と題した特集を組んでいる。「リストラされるか、されないか。その生涯年収の差は1億円強――」。人事コンサルタントの鈴木智之氏はそう断言するが、最近は40歳前後であっさりとリストラされてしまうため、今後の20年低賃金生活を歩むのと、順当に給料が上がるのとでは、当然、そのくらいの差は出る。1億円とプライドをかけて、リストラを避ける方法はないものか?
「それがちょっとした秘策があるんです。その方法とは、上期(3~8月)だけは人の仕事を奪ってでも、死に物狂いで働くことです」
ここ数年、日本企業の人事異動は、毎年1回の4月に集約されてきた。
「みな、その人事は、直前の12月~2月の働きで決まるとでも思っている。しかし、トンだ勘違い。誰を切って誰を残すか、誰を下げて誰を上げるかを決める作業は、前年の9月に始まっているのです」
その際に、人事の判断基準となるのが、前年の上期の評価だ。
「よって、9月以降の下期に必死こいても、完全に手遅れ。スタートダッシュで、上期の業績アップに命を掛けるのが、正しいリストラ回避策です」
営業マンの多くは、下期の成績確保のため、あえて上期に計上できる売上を確保しておいたりするが、そんなことは愚の骨頂。下期は捨ててもいいくらいの覚悟で、上期に業績を積み上げたい。それと同時に、リストラされるかされないか、その境目は上司を初めとする「周囲の評判」も重視されるので、上期だけでも「ういヤツ」と思わせることが重要だ。 <取材・文/佐藤留美 イラスト/西アズナブル>
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