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【企業幹部が激白】クビにしたい40代の特徴

管理職以上の男女300人にアンケートをとったところ、「クビにしたい40代正社員がいる」と回答した企業幹部は47%に及んだ。40代といえば、もはやベテランと言ってもいいはずの世代。しかし、世の企業幹部たちの半数近くは40代を「クビにしたい」と思っているという。それはなぜか。

解雇

イラスト/テラムラリョウ

 企業の雇用実態に詳しい早稲田大学政治経済学術院招聘研究員の渡部幹氏は、こう指摘する。「40代はバブル期に就職したため、根底には昭和的な『我慢すれば報われる』という労働観があります。しかし、バブル崩壊で企業が終身雇用制を維持できなくなると、『頑張っても報われないかも……』という不安を抱くようになった。それで、『だったら会社よりも個人の利益を優先させよう』と、企業に“タダ乗り”する人が増えたのです。余裕がない今の会社幹部たちにとっては“お荷物”でしかない存在でしょう」

 渡部氏は、こうした“タダ乗り社員”たちを“フリーライダー”と呼び、旧来の窓際族と区別する。

「40代フリーライダーには、仕事ができない給料ドロボーのような人だけでなく、“批判を受け入れない”“手柄を横取りする”など、さまざまなタイプが存在します」

 実際、「クビにしたい理由」を聞いたアンケートでも、1位は「役職に能力が見合わない」だったが、僅差で「やる気がない」「反抗的」など性格の難を問う回答も目立った。「ですが、彼らはとにかく失点がないように振舞っているため、不祥事でも起こさないと解雇できない。利益を生まない40代フリーライダーは経営を圧迫するだけでなく、現場で働いている若手社員からの反発も呼び、やる気を削ぐ。そうやって組織を内側からダメにしてしまうんです」(渡部氏)

 どうして、そんな40代社員が増えたのか。

「グローバル化により社会状況が目まぐるしく変わっている現代では、チャレンジし続けなければキャリアアップなどできない。しかし、フリーライダーたちの言い分は『若い頃に我慢したんだから、年をとってから楽したっていいじゃないか』というもの。新しいことにチャレンジできない人々が昭和的な働き方にしがみつくことで、何とか自分の生活を守ろうとしているのです」(渡部氏)

 時代遅れな価値観にしがみつく40代が会社を低迷させる。週刊SPA!4/23発売号では「クビにしたい40代社員の共通点」という特集を組んでいる。身に覚えのかる方、ない方もぜひご一読いただきたい。<取材・文/小山田裕哉 イラスト/テラムラリョウ>

週刊SPA!5/1・8合併号(4/24発売)

表紙の人/松井玲奈

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