更新日:2015年09月03日 15:44
仕事

競馬で 「10万円→1000万円」に挑戦!

◆緊急指令 「10万円→1000万円」実践してこい! 「それにつけてもカネの欲しさよ」と何度唱えたところで一向に温まることのない懐事情。こうなれば自力でなんとかするしかない。無謀を承知でいざビッグドリームに挑戦! 夢を託した各種“片道切符”、果たして終着点まで辿り着けるのはドレだ? というわけで、これまでさまざまな一攫千金の方法を紹介してきたSPA!であったが…… 「よし、これだけ調べたらあとは実践してもらうだけだな」 「そうですね、無論簡単ではないですが、ピンとくるものがあった方はぜひ試してもらいたいですね」 「いや、やるのはお前だから」 「……何を仰っているのです?」 ……といった担当上司との丁々発止のやりとり。しかし抵抗しつつも本当は気づいていました。「やれ」と実質的に命令されたことを覆すことなどできないことを……。
競馬に挑戦

いざ勝負の地へ!

 というわけで行ってきました、場外馬券場。数ある一攫千金手段のなかから、競馬をチョイスした理由は還元率。ロト6やtotoと比べ参加者への分配比率が高い競馬なら、1000万円まではいかずとも、いくらかのリターンが得られるのではないかという打算の選択。しかし、競馬の知識といえばせいぜいディープインパクトぐらいのもの。もちろん馬券を買ったこともない。大丈夫なのだろうか……。 汐留というお洒落な立地に南欧を思わす佇まいの「WINS汐留」。しかし馬券売り場があるフロアに足を踏み入れると異様な熱気に一気に気圧される。大声でまくし立て従業員に詰め寄るオジサン。レース映像に熱い声援を送る若い男性。「バイトのお姉さんにいくら訴えても何も変わりませんよ」とか「そんな声を張っても、さすがに函館までは届きませんよ~」とひとしきり心のなかでツッコみを入れてみたものの全然落ち着かない。
馬券購入

馬券購入のシステムが分からず記入にも悪戦苦闘

だが、そうこうしているうちに、今回の特集でお話を伺ったサンスポ・水戸先生の教えに基づき目をつけていたレースの時間が近づいてくる。慌てて馬券を購入しようと発券機の前に。機械の指示に従い購入を……とお金を入れてみたところ「投票カードを入れてください」と表示が。「投票カード?」と怪訝な顔をしていると案内係のお姉さんに「まずはあちらで投票カードをお書きください」とご指導をたまわる。とんだ赤っ恥に心がポキリと音を立て折れる。その後もマークシートの記入漏れや合計購入金額の勘違いなど、おおよそ素人が犯しそうなミスを一通りこなしたうえで、なんとか馬券の購入を完了。やっとのことで初陣「3回新潟4日第4R障害3歳以上オープン(混合)」を迎える。 結果はなんと「的中」。マジェスティバイオ号、柴田大知騎手、ありがとうございます!なにこれ!?競馬、超楽しい!!これ余裕でいけるじゃん、1000万円。
払戻金

初めての払戻金!思えばここが絶頂……

……本日のハイライトはここでした。詳細は下の「戦績」に譲りますが、その後は購入金額を上げるもことごとく外し続け、終盤もう1レースを当てるが投資金額の回収には至らず。高額配当を目指した穴狙いを基本としながら、たまに堅めの馬に賭けたレースのみが的中するという皮肉。 資金100倍増は無論厳しい道のりであることは言うまでもない。だが、それを承知のうえで挑戦することにこそ大人の男の矜持があるということなのだろう! 【戦 績】
中継

万馬券への期待を込めて中継を食い入るように見つめる

1.新潟4R:2600円 (26通りの馬単×100円購入) 的中→7140円の払戻金! 2.新潟5R:6800円 (34通りの馬単×200円購入) 3.新潟6R:1万200円 (34通りの馬単×300円購入)
起死回生のチャンスを窺う

起死回生のチャンスを窺うが、結果は……

4.新潟7R:7800円 (26通りの馬単×300円購入) 5.新潟9R:9000円 (30通りの馬単×300円購入) 6.函館11R:1万5000円 (30通りの馬単×500円購入) 7.新潟11R:1万4000円 (28通りの馬単×500円購入)
ハズレ馬券

どんどん増えるハズレ馬券

8.函館12R:9000円 (18通りの馬単×500円購入) 的中→1万5300円の払戻金! 9.新潟12R:1万5000円 (30通りの馬単×500円購入) WIN5:1万600円
喪失感と徒労感

喪失感と徒労感が一気に去来。すっかり重い腰を上げるのに長い時間を要したのは言うまでもない

合計購入金額10万円 合計払戻金2万2440円 ― 一晩で[1000万円を稼ぐ]方程式【14】 ― 取材・文/『SPA!』一攫千金調査隊 イラスト/サダ 撮影/山田耕司(本誌)
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