“デキるヤツ”だと思わせるコツ 「いかにハッタリをかますか」
すごい才能の持ち主でも血のにじむような努力をしているわけではない。それなのに社内で認められている&取引先の信用を勝ち得ている――そんな「“なぜか”成功」している人ってどの業界にもいるもの。彼らの成功ロジックとは何か? その手法をマネすることで、我々も勝ち組の味を知ろうではないか。
【ウルトラCのハッタリ力で「デキるヤツ」だと思わせる】
◆トークも見た目もハッタリ第一!中身はあとからついてくる
~ 『バカでも年収1000万円』の著者の新提言 ~
自称“バカリーマン日本代表”の伊藤喜之氏は、実績も専門スキルもないのにたった3年でヒラ社員から取締役に昇進し、年収1000万円を達成した恐るべき人物。そんな伊藤氏の成功メソッドは、「いかに人の心を動かすハッタリをかますか」に尽きるという。
「ハッタリは手順が重要です。例えば、上司やクライアントに認められたいなら、『個人的に相談があるので少しお時間いただけますか?』と言ってみてください。そのうえで、『隣の○○さんが最近キツそうなんですが』とか『こういう案もあるんですが』とか、自己アピールではない話をするんです。これにグッとこない人はいませんよ。だって、『個人的に~』なんて言われると、普通はネガティブな話やプライベートな話を想像しますよね? このワンパンチのおかげで、実はたいした内容じゃなくても、『同僚や会社のことを真剣に考えてくれるヤツだ』と、強く相手の心に響くんです(笑)」
また、ハッタリ力を上げるには自分から先に動くことがカギ。
「何事も要求されてから動くのはプラマイゼロですが、要求される前に動けば効果が5割増しになります。例えば飲み会なら、幹事を頼まれる前に自ら主催すれば印象に残る。さらに、“会社初の他部署同士の飲み会”なんてテーマを掲げれば、一気に超デキる男に昇格できます。また、同業者を集めた食事会を主催するのもいいですね。参加者にメールを送りお店を予約しただけなのに、『デキるヤツ』と思ってもらえますから(笑)。場を仕切る自信がなくても、いざ人が集まれば会話なんていくらでも回るので心配いりません」
もちろん、日常業務の些細なことも自分からどんどん提案しよう。「そして、もうひとつのオススメが見た目のハッタリです。たまにスーツや髪形にお金をかけて個性を出そうとする人がいますが、それじゃ100分の1のなかに埋没するだけ。高い費用対効果を望むなら、思いきって白いジャケットを着てみましょう。これなら確実に名前を覚えてもらえるし、会話のフックにもなるので口ベタな人には強い味方になります。
しかも、見掛け倒しにならないよう努力するようになったり、服に合わせて行く店や所作が変わるおかげで新しい発見や出会いがあったりと、嬉しい二次効果もある。白ジャケットに抵抗があるなら、意外と目に留まりやすいカフスを派手なものに替えるのも手ですよ」
さあ、ハッタリを武器に現状打破のキッカケを掴め!
[成功法則]
◆相手の心に響くよう 会話にはワンパンチを
◆頼まれる前に勝手に 動けば効果は5割増し
◆白いジャッケットを着て、100人に一人の人材に
【伊藤喜之氏】
アライブ取締役。平凡な人間が成功するための奥義を説いた初の著書『バカでも年収1000万円』(ダイヤモンド社)がベストセラーに
― 平凡なのになぜか成功する男の共通点【2】 ―
イラスト/もりいくすお


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『バカでも年収1000万円』 「バカ6大奥義」が、体系化 ![]() |
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