驚愕! 爬虫類マニアの冷蔵庫の氷はネズミくさい
―[ニッチな世界の[あるある]大全]―
最近ちょっとしたブームの“あるある”本。いろんなジャンルがあるけれど、もう普通の“あるある”じゃ満足できん! てなわけで、さらにニッチな“あるある”が大集合。知らない世界を覗き見しつつ、共感しようにも共感しづらいビミョーな感覚をご堪能あれ!
◆爬虫類・両生類マニアあるある
「近年、愛玩動物的に爬虫類・両生類を飼う人が増えたけど、ガチのマニアほど個体に触らない」と語るのは、専門誌『ビバリウムガイド』編集長の冨水明さん。
「だって、触るとトゲトゲして痛いし、噛まれる(笑)。ヘビを首に巻いて喜ぶなんて素人ですよ」
マニアは「1年くらい直に触っていない個体がザラにいる」もの。
「頻繁に給餌したり、飼育槽のレイアウトを変えたり、世話を焼くほどストレスで死にます。24時間中22時間は隠れて寝ている、なんて生き物も多いから。同様に、大切に飼おうとするほど繁殖も失敗します。生き物は“死ぬかも”くらいの危機感があるほうがサカるんですよ。まあ、50万円もするようなトカゲを絶食させ、水槽の温度を下げるのはドキドキですけど」
エサ関連の“あるある”では「マニア宅の氷は往々にしてネズミくさい。冷凍庫にエサ用の冷凍ラットや冷凍ウズラなどが無造作に入っているから」てのも。怖ッ!
「あと、マニアは『脱走』という言葉に敏感。爬虫類は外の空気を吸うとなぜか急に野生を取り戻し、一目散に開いた窓へ突進して、逃げようとするんですよ。これからの季節、窓を開けることが多くなるので危険です」って、くれぐれもご注意いただきたく……。
― ニッチな世界の[あるある]大全【11】 ―
『ビバリウムガイド NO.61 2013年 05月号』 【特集】ネシアンパイソンの逆襲 |
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