雑学

キャバクラ遊びの極地「AKBごっこ」とは?

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その21 ―


木村和久

木村和久

 性懲りもなくまたAKBネタでいきます。オヤ充-その19-で「AKBとキャバクラの酷似性」(http://nikkan-spa.jp/653659)を書かかせていただいた。今回はオヤジがAKBに会えない代わりに、キャバクラでAKBの集いモドキのことをやっている話をしたい。

 最近、キャバクラでお酒を飲んだとき、キャバクラ嬢のラインナップが、AKBそっくりと思える布陣だったので、思わず笑ってしまった。

 何を言いたいかっていうと、キャバクラのナンバーワン嬢って、そこそこ可愛いけど、口説きたいタイプというよりは、人間性や性格の良さの部分が際立っている。以前、某キャバクラに行って「この店のナンバーワンのコ呼んでよ」と隣に座ったキャバ嬢に言ったら、そのコがつつましやかに「私です~」と、言ったから。それから気まずかったけどね。まあ、現実とはそんなものです。

 AKB48の初期のツートップは、前田と大島に間違いない。可愛いし、元気があって人気があるけど、もしあのタイプがキャバクラにいたら、絶対呼ばない。会話を楽しむとか、接待に使うならいいが、口説くとなると、また別問題だ。多分延々引っ張られて、最後のひと押しの時に爆弾発言をされて終わりそうだ。「私、奥さんいる人ダメなんです~」は、ないだろう。バカヤロ~結婚してるから、キャバクラに行くんだろうが。

 初期のAKBでキャバクラ的な雰囲気を醸し出しているのは、当然板野だ。あのオヤジに対して物怖じしない目線はタダ者じゃないし、誰ともそりが合わないキャラも、唯我独尊で素晴らしい。あとはグチを聞いて、何かしらの交渉の余地があるかと探りを入れる。営業しないから成績は悪い、けど負けたくないキャラだ。

「お互いウィンウィンの関係で行きましょう」と、わけのわからぬことを言って押しまくろう。あくまで妄想の世界での話ですが。

オヤジにとって、キャバクラはAKB劇場並みに楽しいものだ

オヤジにとって、キャバクラはAKB劇場並みに楽しいものだ

 AKBの正統派の美人と言えば、コジハルだ。けど、実際問題なかなか口説けない。でも、綺麗だから呼んでしまう。キャバクラには、まったく営業しないで携帯電話も持ってないのに(プライベートは別ですよ)、ナンバーワンになってるコがいたが、彼女がそういうタイプだ。

 実際、48人ぐらいキャバクラ嬢がいたら、成績のいい大島や前田やコジハルらが3人もいれば、店は充分持つ。あと口説き用の、見栄えのいいコを散りばめて「神セブン」を作れば、残り41人は、その他大勢壁の花でも営業は成り立つ。お客さんは、店全体の雰囲気を楽しみ、若い女のコが沢山いると感激し、実際に飲んでみると、いまいち可愛くないじゃんとがっかりする。そしてそろそろ帰ろうかなと、しびれを切らしたあたり3人目のコが席につく、それがコジハルだったりする。席を離れかけたオヤジは「なんだよ可愛いコいるじゃん。さあ今から飲み直しだ」と、気勢を上げるが、一番いいコを最後に出すのは、店の常套手段だってば。

 AKBがキャバクラと似てない唯一の部分は名前である。だって敦子とか優子って、昭和臭が漂うもの。おじさん受けはするけど、キラキラネーム全盛の今、古い名前の部類に入る。だからキャバクラでは真似されないのだ。

 ちなみに、キャバクラでは、歴代人気アイドルや歌手の名前をつけるのが、ナンバーワンの証だった。昔「お水の花道」のころは、「アキナ」だって、いつの時代だよ。

 過去10年「アユ」という名前をつけたコは、特別な意味があった。浜崎あゆみ全盛だったからね。それが最近、乱戦模様になって、しいて言えば「ノゾミ」ですか。佐々木希の影響でノゾミが、店のトップネームになりつつある。店長が勝手につければいいという問題ではなく、さして可愛くないコが「ノゾミ」だったら、完全に名前負けになる。「お前がなんでノゾミなんだよ~」と、絶対突っ込まれる。

 最後になるが、AKBとキャバクラの意外な部分がそっくりだと気づいた。それは活動期間と、卒業があるってこと。前田や大島は、AKBでの活躍が華々しいので、卒業してから頑張ってはいるんだが、AKB時代を超えてない感がある。それってキャバクラでナンバーワンを取って、我が世の春を迎えたコが、キャバクラを卒業して冴えないのと同じだ。

 逆にキャバクラで腰かけ程度で働いて、その先を見据えていたコの方が、はっきり目的意識をもっているので、出世しやすい。それをAKBに置き換えると誰が当てはまるかか。

 じゃ~ん、最近凄く頑張ってる感があるのが、オカロこと秋元才加だ。

 最近NHKの昼番組で、旅もののレポートやっているんだけど、これがAKB臭が全くない。むしろ女子アナ臭が強く感じられて、全くの別人に見える。田舎のおばちゃんが見たら、「あらべっぴんなアナウンサーだこと~」と言って、昔AKBやっていたなんて全く気づかないだろう。

 これがうまく次へのシフトチャンジができた方じゃないか。AKBメンバーもキャバ嬢も、みんないつかは卒業しなきゃならない。その先を見据えているやつが生き残る。そういうことです。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

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