映画鑑賞サークルで勃発した「サブカル・マウンティング合戦」に唖然
人脈を広げたい、友達を増やしたい、人のためになることがしたい……と仕事以外の場で集う大人たち。一見、充実した日々を送っていそうだが揉め事も絶えないとか。課外活動の場の意外な荒れっぷりを覗いてみた
【趣味編】
<狩猟サークル>
そもそも“趣味”という共通項だけで人が集っているのである。価値観の違いは当然ある。そこに上下はないが、諍いの原因となるには十分だ。中村晋也さん(仮名・30歳・印刷)は1年前、猟銃免許を取得。所属する会は地方の猟友会と共同で猟を行うが、都会組と現地組の違いは歴然だという。
「都会組はベンチャー社長や大企業の役員。乗ってるクルマはレクサスにベンツ。一方の地方組は本業の猟師や土建業の成り金社長。クルマはワンボックス。本業の人は生活がかかっているので、多少のルールは無視して、バンバン撃ちまくる。獲物を逃したときなどは、『これだから都会モノは……』と罵られてツラいです」
<映画観賞サークル>
かといって、似たような環境にあったらあったで、今度は瑣末なことで競い合いが始まるわけで。
飯塚和美さん(仮名・31歳)が参加しているのは、アパレル業界の人たちでつくった映画観賞サークル。
「最初はマニアックな映画を一緒に行く相手ができた!と盛り上がっていたのに、いつしかマニア度を競う場になっちゃったんです」
皆が集えば、始まるのは自分がいかに珍しい映画を観たかの自慢合戦。気に入らないヤツはメーリングリストから外し、開催された飲み会の写真を全員に回覧するといった陰湿なことも始まった。
すると今度は、「そんなことダメだよ!」と言ういいコちゃんが出現し、サークルは二派に分裂。
「サブカルグループのマウンティング合戦は始末に負えません……」
イラスト/花小金井正幸 ※文中の人名はすべて仮名です
― 大人の[サークル内バトル]が醜い!【7】 ―
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