「10日間のスマホ無し生活」で人はどう変わるか?
変わりたい、でも時間がない。ならば、短期間で変わる方法があればいいのだ。SPA!ライターと被験者たちが、体当たりで体力、頭脳、生活レベル向上、あらゆるジャンルに挑戦してみた!
◆時間の使い方が有意義に!スマホなしで読書時間アップ
<スマホなしライフ・挑戦者>田中雅也さん(仮名)25歳・男・フリーター
10日間のスマホレス生活で、まず困ったのがメールとLINE。「誰かから大事な連絡がきているのでは」と気になってしょうがない。また、日課だったSNS巡回もできずにウズウズ。さらに困ったのが電車移動などの待ち時間の暇つぶし。スマホゲーム代わりに推理小説をひたすら読破。
4日目。友人と待ち合わせ。遅刻しても連絡できないので、待ち合わせ5分前には到着。先方も同じ気持ちだったらしく、お互い遅刻せずにピッタリに集まれた。
7日目からは「もうスマホは必要ない」という心境に。10日間は極端かもしれないが、スマホを見ない日を数日つくるだけで、人生は豊かになる。そんな気がした。
●10日で「before」読書時間1日0時間 ⇒「after」読書時間1日5時間
=================
◆無職男が実践!会話レス生活は可能か?
<誰とも喋らない・挑戦者>古賀真也さん(仮名)27歳・男・フリーター
10日間会話をしない。一見簡単そうに見えるがその実態は?
まず困ったのが外食時に注文ができないこと。食券の店も、ラーメンなどは味の好みを聞く店も多い。会話せず食事できるのはコンビニ飯くらいだ。しかも店員の「温めますか?」の一言が怖くて、弁当系も手を出せず、自然とおにぎりやサンドイッチばかりに……。近所の人に話しかけられても会釈するのみ。「感じの悪いヤツ」と思われただろうと、胃が痛む。
一番ツラかったのが、愚痴をこぼせないこと。途中から酒量が増えて、最終日前後には通常の3倍に。毎日コンビニ食だし、酒量は増えるし、ストレスも溜まる。会話なし生活は健康に悪いと断言したい。
●10日で「before」1日ビール500ml ⇒「after」1日ビール1500ml
取材・文/藤村はるな
― 徹底検証 10日間で人はどれだけ変われるのか?【7】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ