元ゴーストライター新垣隆「うそはダメです♪」
’14年の“3大会見”といえば、野々村竜太郎前兵庫県議の号泣会見と小保方晴子氏の「STAP細胞はありまぁす」会見、佐村河内守氏の手話会見の3つ。そのうち、手話会見をおぜん立てしたのが音楽家・新垣隆氏の告白だった。今やバラエティ番組にも引っ張りだこの“元ゴーストライター”が怒濤の一年を振り返る。
「僕も彼も本当に許されないことをしました。だから、すべてを明らかにしたとき、音楽家としての人生は終わったと思いました。それでも、こうやって音楽活動を続けられているのは、仲間やあの騒動を知りながらも僕を応援してくださる方がいたおかげです」
そう懺悔の言葉を口にする新垣氏だが、時に複雑な感情を吐露することも。
「彼は僕に『なぜ、現代音楽の作曲家は理解されるものを作ろうとしないんだ?』と(筆談で)言ったんです。そのとき僕は、彼が多くの人の代弁者だと思ってしまって……」
ウソさえつかなければ……そんな思いを書き初めにした新垣氏は、念願のアルバムを2月にリリースする。
「バイオリニストの磯絵里子さんとのアルバムと、バリトンサックスの吉田隆一さんとのアルバムが同時期に出るんです。自分の名前が前面に出るのは初めてなので、素直に嬉いです(笑)」
せっかくなので、’15年は波乱の人生を単行本化しては?と提案すると、「口の堅いゴーストがいましたらぜひ(笑)」と渾身のギャグもかましてくれた新垣氏。思わず、耳が聞こえないフリをしてしまったSPA!でした。
撮影/尾藤能暢
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