雑学

客引きのいる居酒屋に優良店なし。ほとんどが“プチぼったくり”

日本各地で“プチぼったくり”の被害が続出している。騙された消費者の怒りは心頭に! もはや“適正価格”が存在しないのであれば、せめて警戒だけでもしておきたい……そこで、ぼったくり居酒屋の「傾向と見分け方」を可能な限り追った

◆客引きのいる店に優良店なし。そのほとんどが“プチぼったくり”<居酒屋>

居酒屋 昨年末、タケノコ剥ぎ(※料金を後出しで細かく請求する手法)で話題になった東京・新宿の居酒屋「風物語」のような“プチぼったくり”は今や、ぼったくりの中で主流を占めている。営業許可も得ており、HPも持ち、大手外食ランキングサイトにも掲載されているなど、料金をぼったくる以外は普通の飲食店のように見えるのだ。

 だがこういう店は水面下で客引きと契約していることが多く、大手チェーンや人気店とグループ、もしくは系列店を名乗ったり、「今ならドリンク半額(元の値段が高額)」といった手練手管で客の財布を狙う。客引きについていったら缶コーヒーを飲んだだけで5万円ぼったくられたという話も……。客引きのいる店の危うさは、他の被害例からも見て取れる。場所はやはり同じく新宿・歌舞伎町だ。

「客引きのいる、某九州居酒屋。とりあえず8人でビールを注文しましたが、来たのは20分後。お通しが来たのはさらにその10分後。いくらなんでもひどすぎるので会計をしようとすると『2時間はいてくれないと困る』と言う。そこでブチ切れて怒鳴り散らすと、しぶしぶ伝票を出してきた。見ると、席料とお通し代で1000円×8人=8000円、ビール1000円×8人=8000円で1万6000円。1時間も滞在していないのにこれですよ」(45歳・男性)、「歌舞伎町で呼び込みの人が『居酒屋で飲み放題2000円ですよ!』と言うのでついていくと店内は薄暗いスナックのような内装で、軽食を一人1品頼まないといけないシステム。嫌な予感がしたが仕方なく軽食を頼み、30分もしないうちに出ようということで会計をすると、なんと一人6000円になっていた」(30歳・男性)。

◆月数百万円稼ぐ客引きも!? 説明が不十分な店は注意

居酒屋 客引きに聞くと、彼らの取り分は時給、人数バック、ぼったくり総額3~6割バックと細かな報酬規定があるという。

「例えば21時まで6割、0時までは5割、それ以降4割、3人以上の団体や同じ店に複数人送るとボーナスなど、細かく決まっている」(歌舞伎町の客引き男性)

 稼ぐ客引きは月数百万の稼ぎになるというが、高額(悪質)ぼったくりが摘発強化で難しくなり、稼ぎの薄いプチぼったくり居酒屋を数でこなすのが、現在基本となっているらしい。また、店が店員に対し、ぼったくりに加担しないと時給に影響するようなシステムを織り込んでいる場合もあるという。入店時に、テーブル料金や週末料金など別途発生するオプションなどの説明が十分でなかったり、早口で済まされたりすると要注意。

<ぼったくり店の見分け方>
まず“客引きの案内する店に優良店はない”と頭に叩きこんでおくべし。客引きが見せるチラシやスマホの店HPはダミーであり、実在しない。最近の「プチぼったくり店」は判別が難しいが、大抵は店員が怪しいシステムを悟られまいと早口だったり不明瞭だったりする

※写真はイメージです
― [ぼったくり店]全国マップ【1】 ―




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