山田ゴメスが提唱「ヤリマン増加率・山手線外回りの法則」
―[山田ゴメス]―
4月21日(火)発売の週刊SPA!内の「春だからヤらせてくれる女・マル秘リスト」という特集で、ヤリヤリガールを集めての座談会ページがあって、僭越ながら今回はワタクシ・山田ゴメスが司会進行役を務めさせていただきました!
そこで場が盛り上がっていくうちに、昨今のヤリマン事情についてのある“傾向”を発見!? 名づけて「ヤリマン増加率・山手線外回りの法則」! はたしてどーいう法則なのか? いつもの自問自答パターンのインタビューで解明しよう!!
~~以下、ゴメス記者による山田ゴメスへの取材(自問自答)~~
――なんか一見仰々しそうな法則名だと思えなくもないのですが?
山田ゴメス(以下、ゴメス):ありがとうございます(意味不明のお礼)。今回の座談会は池袋の某カラオケボックスで行われたのですが、そこで女の子たちの話を聞いていて、一つの“重要な事実”に気づいたんです。
――ちなみに、その座談会はどんな感じだったんですか?
ゴメス:いやぁ~、むっちゃ過激でしたよ! 終わってすぐブクロのデリに直行したくなるほどに。結局その日はお金がなかったので我慢しましたけどね(笑)。
――残念でしたね。で?
ゴメス:扶桑社って、最寄りの駅が浜松町なのに、開催場所は真逆の池袋。ってことは、この座談会に集まってくれた女子たちは、おそらく池袋沿線に棲息しているわけじゃないですか。そして、その彼女たちがもう正真正銘のヤリマンで……。
――ほう。具体的には?
ゴメス:たとえば、ある子は「男子との飲み会があって、相手から誘われたら、余程じゃないかぎり持ち帰られます」なんてことを言っていた。「最悪でも次の食事やデートでそーいうことがなければ、そのヒトとはナシ!」とも断言してました。
――もし本当の話なら、たしかにかなりのヤリマンですよね。
ゴメス:ボクが主戦場にしている恵比寿だと、そんな夢のようなケースは、まずあり得ません。最低でも3回はタダメシ食わせないと、家にも来てくれない。それに比べて池袋はすげえなぁ……なんて地域間ギャップに戸惑っていたら、ふと「ヤリマン増加率・山手線外回りの法則」を導き出せたのです。
――つまり、恵比寿を始点とするならば、そこから山手線を外回りする駅ごとにヤリマン率が増えていく……ってことですか?
ゴメス:そういうことです。
――う~ん……それが仮に正しいとして、なぜ恵比寿にはヤリマンが少ないのでしょう?
ゴメス:恵比寿は日本で二番目に美人が集まる街なんです。綺麗どころのOLとかが丸の内あたりから合コンや女子会のために流れてきますし、芸能プロダクションが多いせいか、三茶(三軒茶屋)や中目(中目黒)や学大(学芸大学)とかに住むタレントやモデルや、その卵もよく歩いてたりしますから。
そーいう子たちって、やっぱりプライドも高いから、簡単にはヤラせてくれないじゃないですか! まあ、男子側が勝手に物怖じしちゃっているってえのも、ちっとはあるのかもしれませんけどね(笑)。
――ちなみに、日本で一番美人が集まる街はどこなんですか?
ゴメス:表参道です。
――わかりました。じゃあ、逆になぜ池袋はヤリマンが多いのでしょう?
ゴメス:西武池袋線・東武東上線・埼京線を有するターミナル駅ゆえ、埼玉周辺のヤンキー・スピリッツが色濃く影を落としているからです。
――ヤンキー女子はヤリマンなんですか?
ゴメス:ヤリマンに決まってるじゃないですか! ヤンキーは何事に対してもすぐ白黒をつけたがるタチですから、「迷ったらとにかくヤれ!」の特攻精神で。彼女たちにとって「カレシとトモダチ、どっちなの?」みたいなハンパな状況は我慢ができないわけです。
――全員が全員、そんな風だとは思えないのですが……ヘタすりゃ地域差別にもなりかねない問題発言ですよ!
ゴメス:例外を怖れていたら、新しいものはなにも生まれません!
――その理屈で言えば、埼玉だけじゃなく神奈川や千葉からも人が集まる新宿は、もっとヤリマンが多い気がします……もっと地方から来る家出娘とかもいますし?
ゴメス:新宿はね、あまりにも人種が雑多すぎてヤリマン・ベクトルが統一されていないんですよ。また、池袋特有の“ゆるいアマチュア感”も希薄で……いろんな意味で“プロフェッショナルの街”なんです。
たしかに新宿に集う人間の数は日本一なので、ヤリマンの“量”はトップなのかもしれませんが、“率”で考えると間違いなく池袋の勝ちになるはずです。
――ギャルだらけの渋谷なんかもヤリマンは多そうですけどね?
ゴメス:ギャルって案外身持ちが固かったりするんですよ。「早く結婚して一人のダンナと面白味のないセックスをして子どもが欲しい!」とささやかな幸せを願う子が大半で……根は保守性の塊なんです。アンタ、今までなにを勉強してきたんですか!?
――すみません。ところで現段階だと、原宿・代々木・新大久保・高田馬場・目白が抜けているのですが?
ゴメス:すべて説明し始めたら一冊の本ができてしまうクラスの分量になってしまいますから、今回は埼京線(りんかい線)が停車する駅限定ってことで……。
――あと、池袋の次にある大塚以降の駅はどうなるんですか?
ゴメス:そこらへんの駅って、あまり利用したことがないのでよくわからないんですよー。ただ、恵比寿のほぼ逆側にある鶯谷をヤリマンの聖地とするってことでかまわないのではないでしょうか? なんせ吉原の最寄り駅ですからね。
――上野から目黒はどうするんですか?
ゴメス:恵比寿を始点とするならば、そこを掘り下げたら「内回り」になっちゃうじゃないですか!
――聞けば聞くほど欠陥だらけの法則ですな……。 <取材・文/山田ゴメス>
【山田ゴメス】
山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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