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整形した女子の苦悩「いまでも可愛いコを見つけると心が不安定に」

かつての否定的なイメージとは裏腹にカジュアルになる美容整形。技術向上などもあり、より安心・安全なものとして女性に受け入れられている。しかし、一方で不満の声も根強い。整形をした女たちは今、何を思うのか? ◆可愛いコを見つけると心が不安定に 整形した女たち 整形で変化を得てなお、他人との比較をし、不安な思いに支配されるケースもある。中学生の頃、男子から「ブス」と言われたのがきっかけで自信を失った奥山サキさん(仮名・27歳)もそのひとりだ。 「すっぴん時は、マスクと帽子を着用して顔を隠し、耳にはイヤホンをつけないと街を歩けなかったんです。だから、メイクで二重にしていたんですが、だんだんそれも億劫になってきて。思いきって23歳のときに、きれいな二重まぶたにしよう、と埋没法の手術を受けました。費用は10万円ほどで手術時間自体は10分程度。術後、痛みはあまりなかったけど、まぶたが腫れて瞬きがしづらかったです」  顎や鼻など、整形したい部位は多くあったが、すべてを手術するには100万円以上かかることが判明。大金を用意できなかったために全部を手術するのは断念した。 「でも、マスクと帽子なしのすっぴんで出歩けるようになりました」  整形によりコンプレックスを一つ解消したサキさんだが、違った感情が湧き上がり、不安定な感情に悩まされているという。 「整形した今でも、他の可愛いコたちと比べたらまだまだだなと考えてしまうんです。帽子やマスクは外せても、いまだにイヤホンだけは必須。『ブス』という言葉を、また聞いたら耐えられない……」  周りの目に縛られ続ける彼女。本当の意味で自信をつけられる日は来るのだろうか? ※写真はイメージです ― [整形した女たち]のその後 ―
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