更新日:2016年09月05日 21:45
エンタメ

水着披露に松井玲奈のソロ曲初披露。今年もSKE48の美浜LIVEは熱かった!【2015】

 今年もSKE48が真夏の海辺でフレッシュに弾けた。8月13日、美浜海遊祭(主催・東海テレビ)の野外ライブに3年連続で出演。会場となった美浜小野浦海水浴場特設ステージ(愛知県・美浜町)には3400人のファンが詰めかけた。無料入場券に当選した2000人の他に、抽選に漏れた約1400人ものファンが会場後方にある堤防に陣取り、一緒にライブを盛り上げた。
SKE48

今年も美浜にSKE48がやってきた

 ライブは前日発売の新曲『前のめり』で幕を開けた。松井玲奈が初めての単独センターを務めた同曲をフルバージョンで披露。体調不良で休演となった宮澤佐江、谷真理佳のポジションはそれぞれ矢方美紀、宮前杏実が務めた。この日は、宮澤、谷の2名を除く全メンバー69名が参加した。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=914725
松井玲奈

松井玲奈最後のシングル参加となる「前のめり」でライブはスタート

 セットリストは本編20曲+アンコール4曲だったが、フルバージョンで演じられた曲が8曲(『前のめり』、『制服を着た名探偵』、『2588日』、『パレオはエメラルド』、『バンザイVenus』、『青空片想い』、『1!2!3!4! ヨロシク!』、『ピノキオ軍』)という贅沢な内容。初披露となった曲も3曲(『制服を着た名探偵』、『2588日』、『僕は知っている』)あり、参加できたファンにとっては貴重な体験となった。   今年のライブでは3人のメンバーが注目株としてフィーチャーされた。研究生+ドラフト2期生で演じられた『Dear my teacher』 では7期研究生の小畑優奈が「将来のエース候補生」として紹介され、センターを務めた。SKE48の代表的なダンスナンバーとしてファンから愛さる『Escape』の「ゼロポジション」には斉藤真木子が抜擢され、その卓抜したダンススキルを遺憾なく発揮した。昨年、ケガで3カ月の活動休止に泣いた熊崎晴香は『制服を着た名探偵』(『前のめり』カップリング曲)で期待の若手メンバーを集めた「ドリーミング・ガールズ」の中心に据えられ、輝きを見せつけた。  恒例の水着コーナーも柴田阿弥、大場美奈を進行役に盛り上がった。今年は10人のメンバーが若手チームと大人チームに分かれて対戦する「水着対決バトル」。1回戦目、自然な水着の着こなしを競う「水着ファッションショー」では若手の井田玲音名・村井純奈と大人の佐藤すみれ、須田亜香里が美しいスタイルを競った。初めて自分で水着を購入したものの着る機会に恵まれず、「毎晩お風呂に入る前に洗面所で一人ファッションショーをしていた」という須田は、美浜海遊祭で「初披露」の場を得られたことを喜んだ。  ファンの拍手の大きさによる判定は五分五分で決着せず、勝負は2回戦目の「ボリューム対決」にもつれ込んだ。1カ月前から減量を重ねたという若手の鎌田菜月に、惣田紗莉渚は胸を寄せる「だっちゅーの」ポーズで対抗。司会の二人からはギャグが「古いですねえ」と突っ込まれた。会場から「エロおやじ」とのヤジを浴びせられつつ、大場が二人の胸、腹、二の腕を念入りにボディチェックして判定した結果、鎌田の勝利に。負けた惣田は「松村香織さんに胸を寄せてもらった」と話し、水着ショーを裏から支える「盛り師」の存在が暴露された。  最後の3回戦はカメラに向かっておねだりポーズを決める「おねだり対決」。若手チームは髙寺沙菜、竹内彩姫が登場。「美浜限定の塩ソフトクリームを沙菜たちのために買ってくれへん?」、「もし、買ってくれなかったらお兄ちゃんたちのこと嫌いになるよ」と甘える高寺と竹内に会場の“お兄ちゃんたち”は「買う~」と即、陥落。他方、大人チームは都築里佳、後藤理沙子がステージに現れ、「里佳のこと見てくれないとすねちゃうから、ずーっと里佳のこと見ててね」「わたしと一緒に海に行きませんか」と正統派アピールで勝負を挑んだ。多くのファンにとっても意外だったのが、都築の豊かな胸元。彼女がSKE48劇場支配人の「湯浅(洋)さんが今回ゴリ推ししてくれた」ことを明かすと会場からはどよめきが起こった。対戦結果は、大場が判定し、若手チームに軍配が上がった。  しかし、この日の主役は何と言っても松井玲奈だった。8月末でグループを卒業する松井は中盤、卒業ソングとして書き下ろされたソロ曲「2588日」をファンの前で初めて歌った。ステージ上には直前に「不器用太陽」を歌唱した小畑、東、大矢ら15人のメンバーが松井を見守る。ちょうど日没が訪れた会場を、松井の応援カラーである緑色のペンライトの光が徐々に埋め尽くしていった。ファンの想いをしっかりと受け取った松井は声を震わせた。歌い終えるとサプライズが待っていた。メンバー全員と来場したファン約800人が寄せ書きしたフラッグが贈呈され、松井は「実家に飾ります」と言って喜んだ。  ライブ後のインタビューで松井は息を弾ませながら「楽しかった、その一言の尽きる」と会心の笑みを浮かべた。「2588日」の歌唱については「平常心を保つために目をつぶっていた。開けたら一面、緑色になっていて泣きそうになったが、何とかこらえることができた」と振り返った。心に残ったこととして、「『僕は知っている』という曲は、卒業した桑原みずきちゃんが振り付けしてくれて、レッスンの時に来て教えてくれました。なので、この歌を歌いながら1期生のことを思い出すことができたのがうれしかった」といった秘話も披露した。  29、30日には豊田スタジアムでの「卒業コンサート」が控える。この日のライブの反省を踏まえて「生かしていくこと、改善するべきこともあるので、みんなで話し合って豊田スタジアムはもっといいものにしたい」と気合いを込めた。 ※ライブの模様は東海テレビが番組として放送 ・美浜海遊祭2015『SKE48 SPECIAL LIVE SHOW』(仮) ・放送日時 8月31日(月) 14:55~16:20 ・放送地区:愛知・岐阜・三重 <取材・文/竹内一晴 写真提供/東海テレビ>
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