まゆゆが期待する“王道アイドル”小栗有以とは? 渡辺麻友・卒業コンサートでも活躍
10月31日にさいたまスーパーアリーナで行われた『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』。今回の主役・渡辺麻友は、アンコールも含め全35曲を披露したこのコンサートで2曲を除き、すべてに出演した。“王道アイドル”と呼ばれ、AKB48の中心メンバーとして活躍。過去すべての選抜で“神セブン”入りし、第6回では見事1位にも輝いたレジェンドが集大成の姿を大舞台で披露した。
コンサートの1曲目は「初日」。3期生として加入し、チームBで活動を始めた渡辺麻友が初めて手にしたオリジナル公演の曲をソロで歌い、涙を流した。ちなみに「初日」には、アンコールでも卒業メンバーを含めた当時のメンバーで披露するなど思い入れの強さを感じさせた。そして、AKB48の曲以外にもユニットとして結成された渡り廊下走り隊の曲、自身のソロシングルの楽曲などを織り交ぜ、感動的なステージを作り上げた。
渡辺麻友という偉大なメンバーが、年内で卒業。後を誰に託すのか。そんな話題の中で名前が出るのが、小栗有以だ。コンサート後の取材時に渡辺も「最近、すごく注目しているのが、チーム8で東京代表の“ゆいゆい”こと小栗有以ちゃん。まさに王道アイドルって感じのコです」とベタ褒め。コンサートでも出番を多くしたという。
実際、小栗はユニットではかつて大島優子からグループを託された向井地美音とともに渡辺と「君のc/w」を披露。途中、MCで入ったドラマ「サヨナラ、えなりくん」の寸劇内では、えなりかずきが「これからはゆいゆい(小栗)の時代だと思うんですよ」といったセリフで彼女を強く印象づけるなど見せ場を多く与えられていた。
では、小栗有以とはどんなメンバーなのか。’15年9月にAKB48好きとして知られる元サッカー日本代表の岩本輝雄がプロデュースした特別公演にチーム8から唯一初日メンバーに選出されるなど早いタイミングから注目を浴びる。そして、その頃から“2万年に1人の美少女”というフレーズが広まりだし、46thシングル『ハイテンション』で初のシングル選抜入り。今年は1月にTDCホールにて、初のソロコンサートを成功させ、6月の選抜総選挙では51位で初ランクインを果たすなど成長著しいメンバーなのだ。そんな彼女に渡辺もAKB48の未来を担う1人として期待したのかもしれない。
かつて総選挙で1位を獲ったスピーチで「これからはたくさん今いる後輩たちが私の背中を見て、ついていきたいと強く思ってくれるようなそんなメンバーになりたいと思います」と語った渡辺麻友。その背中を見て育ったメンバーたちは、託された思いを感じ、これからどんな新たなストーリーを描いてくれるのだろうか。
取材・文・撮影/八木康晴(本誌)
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