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傷害、強姦…犯罪者が語る「私はなぜ罪を犯したか」

 漫画喫茶と新幹線内で立て続けに起きた無差別殺傷事件により、通り魔犯罪の密室化が危惧されている。想定しうる限定的状況の中で危険人物と接触した場合の回避策と対策を考察した。
犯罪行動原理

※写真はイメージです

「私はなぜ罪を犯したか」犯罪者が語る行動原理

 通り魔以外の危険人物と遭遇する場合もゼロではない。その行動原理を、元犯罪者自身に聞いた。  まずは傷害、道路交通法違反で逮捕された黒岩隆氏(仮名・43歳)。 「後ろの車が煽り運転をしてきたので、注意しようとして止めさせた。すると、挑発してきたのでボコボコに殴り倒したのですが、その間に追突事故が起きてしまって……」  そして、強姦罪で逮捕された元タクシー運転手の森下琢磨氏(仮名・48歳)。 「深夜、泥酔したギャルがたくさん乗ってくるのですが、みんな着く頃には寝てしまう。それで、自宅まで運んであげて少し行為をして帰っていただけなんですけど」  加害の動機はなんだったのか。 「昔から怒りをコントロールできない自覚はある。けど、皆が我慢して穏便に過ごそうと努力しているのにわざわざ怒らせてくるほうがおかしいでしょ」(黒岩氏) 「毎晩、無防備なギャルが乗ってくるのだし、給料が安い分少しはいい思いをしてもいいでしょう。それに私は種なしで、妻も含め妊娠させたことは一度もないし、軽い行為ならしてくれるコだってたくさんいました。その代わりタダで乗せてあげてたし、お互いさまですよ」(森下氏)  彼らは前触れなく、その“論理”を行使してくる。ヘタな義俠心や常識で立ち向かえる相手ではない。 ― [危険人物]対策マニュアル ―
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