日本で毎日行われている無観客試合とは? 弥彦神社の敷地内で実際に確認してみた
無観客試合という言葉をご存知だろうか? サッカーなど、スポーツの試合において、ファン同士の暴動、民族対立などの危険がある際に観客を一切排除して行う試合のことだ。日本でも2014年、Jリーグにおいて浦和レッズ-清水エスパルスの試合が無観客で行われたことを覚えている方も多いだろう。
そんな無観客試合がほぼ365日、それも深夜に日本国内で行われ“観客”を熱く盛り上げているのを皆さんはご存知だろうか? そんな無観客試合を確かめに新潟に向かった。
やって来たのは新潟県弥彦村。弥彦神社、弥彦山を主な観光地として温泉宿が広がる観光地だ。
弥彦神社の門前から延びる通りは、古きよき温泉街の雰囲気そのもの。弥彦駅の最終列車は20時40分までで、深夜の“観戦”となれば東京への日帰りは不可能。まずは宿を確保し、温泉に浸かり、地元の飲食店で食事と地酒を楽しむことにした。
弥彦の地酒で有名なのは「こしのはくせつ」だが、新潟の米どころらしく日本酒の天国で、日本海の地魚と一緒に飲んですっかり気分がよく………あッ! 時計を見るとすでに22時を回っていた。無観客試合は21時ごろから始まっているはずなので、会計を済ませ、急ぎ、弥彦神社に向かった。
神社に着いくと22時をとうに過ぎて23時に近い時間となっていた。
しかし、人影は見られない。昼間は観光客が目立つ参道も、僅かな照明と信号が照らすのみだ。弥彦神社の境内の林をかき分け、さらに進む。すると……見えた、煌々ときらめく照明と建物、そしてかすかに感じる…人の気配っ!
神社の近くで執り行われている無観客試合とは
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