「夫は発達障害かもしれない」その気づきが夫婦を救った――光武克の「発達障害BARにようこそ」
―[発達障害BARにようこそ]―
― 光武克の「発達障害BARにようこそ」第4回 ―
東京・渋谷にある発達障害バー「The BRATs(ブラッツ)」。ここは、マスター以下スタッフのほぼ全員が“発達障害の当事者”であるバーです。当店には毎晩、僕らと同じように発達障害の悩みを抱えたお客さんたちが数多くいらっしゃいます。そんな生きづらさを抱えた方たちが少しだけ羽を休めに立ち寄るバーの日常を、僕、マスターの光武克(みつたけ・すぐる)がご紹介します。
====【発達障害とは?】====
■自分の世界に閉じこもりがちな「自閉症スペクトラム症」(ASD)
■注意欠陥と衝動性が強い「多動性注意欠陥障害」(ADHD)
■特定分野(計算だけ異常にできないなど)の理解が困難な「学習障害」(LD)
上記の3種類が一般的に知られている。発達障害者はそれぞれ複雑な“特性”を抱えそれによって日常生活において、さまざまな支障が出る人も多い。
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もう12月、めっきり冷え込む日が増えてきましたね。そろそろコートを出そうかと思い、クローゼットの中を探すも、クリーニングに出しっぱなしで引っ越してしまったことに気づき、むしろ気づきたくなかったと、しばし呆然となりました。日々、こうした自分のひどすぎる(発達障害の特性の一つである)注意欠陥にあきれつつも、今日も元気に生きている光武です。皆さんこんにちは。
さて、そんな寒い時期だからこそ、今回は心温まるお話をお届けしたいと思います。とってもいい話なので、是非皆さんにお話ししておきたいんです。
今回のお客様は古賀真理子様といいます。なんとありがたいことに、この日刊SPA!での連載を見ていらっしゃったというお客様です。連載も4回目となるとちょっとはファンらしきものがついてくれているようでうれしい限りですね。より正確に言えば、僕はとっても自己評価が低いので、連載が始まる前はまったく読まれず数回で打ち切られる想像ばかりしていましたから、ちょっと恥ずかしいけど素直にうれしいというのが本音です。
また話が逸れてしまいましたね。閑話休題。古賀様がいらっしゃったのは、たしか先月のことでした。日刊SPA!の連載記事を読み、思うところがあってお店に足を運ばれたというのです。さて、彼女が抱える問題はいったいなんなのでしょうか?
夫婦間でのコミュニケーションに長年悩んでいた
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(みつたけ・すぐる) 発達障害バー「The BRATs(ブラッツ)」のマスター。昼間は予備校のフリー講師として働く傍ら、‘17年、高田馬場に同店をオープン。’18年6月からは渋谷に移転して営業中。発達障害に関する講演やトークショーにも出演する。店舗HP(brats.shopinfo.jp) ツイッターアカウント「@bar_brats」
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『発達障害グレーゾーン』 徹底した当事者取材! 発達障害“ブーム"の裏で生まれる「グレーゾーン」に迫る |
■姫野桂氏の新刊発売記念イベントが開催!
12月20日に姫野氏の新著『発達障害グレーゾーン』の発売記念イベントが開催される。特別協力として関わった「OMgray事務局」のオム氏、株式会社LITELICOの鈴木悠平氏を招き、3人が「発達障害っぽさを抱えて生きる方法」についてトークする。
【日時】12月20日(木)19時開演(18時45分開場)
【場所】神保町「書泉グランデ」7Fイベントスペース
【参加方法】姫野桂 著「発達障害グレーゾーン」(820円・税別)を1Fでご購入いただいた方に、参加券を配布(定員50名)
【予約】電話(03-3295-0011)・メール(grande@shosen.co.jp)で予約可能
*詳しくは書泉グランデHPで(https://www.shosen.co.jp/event/89535/)
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