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他人への異常なイライラは発達障害が原因だった――光武克の「発達障害BARにようこそ」

― 光武克の「発達障害BARにようこそ」第6回 ― 東京・渋谷にある発達障害バー「The BRATs(ブラッツ)」。ここは、マスター以下スタッフのほぼ全員が“発達障害の当事者”であるバーです。当店には毎晩、僕らと同じように発達障害の悩みを抱えたお客さんたちが数多くいらっしゃいます。そんな生きづらさを抱えた方たちが少しだけ羽を休めに立ち寄るバーの日常を、僕、マスターの光武克(みつたけ・すぐる)がご紹介します。 ====【発達障害とは?】==== ■自分の世界に閉じこもりがちな「自閉症スペクトラム症」(ASD) ■注意欠陥と衝動性が強い「多動性注意欠陥障害」(ADHD) ■特定分野(計算だけ異常にできないなど)の理解が困難な「学習障害」(LD) 上記の3種類が一般的に知られている。発達障害者はそれぞれ複雑な“特性”を抱えそれによって日常生活において、さまざまな支障が出る人も多い。 =================  皆さんこんにちは、発達障害バーBRATsのマスターを務めている光武です。本日もご来店まことにありがとうございます。 「会社がしんどいです………」  来店早々、カクテルを片手にそう呟いたのは、荒木さんという都内在住の40代の女性のお客様でした。荒木さんがウチにお越しになったのは、年が明けて営業日が指で数えられるほどのときでした。ショートカットの髪に眼鏡が似合う素敵な方だったと記憶しています。彼女も発達障害の当事者です。 荒木「会社の上司が私から仕事を奪うんです。ミスが多いからって」 光武「なるほど……」 荒木「発達障害ですから、業務ができないことは仕方ないんですよ。でも経理の仕事は私が入社当初から任されていて、その業務に対してプライドがあるんです」 光武「そうでしょうね」 荒木「それをミスが多いからって私から取り上げて、後輩にすげ替えるなんて……」 光武「………」 荒木「もうプライドはズタボロです」  彼女は自身が発達障害の診断を受けていることを職場に伝えており、会社側の配慮も最初はしっかりと受けることができたそうです。ただ、段々と業務上での問題が増えてきてしまったそうです。彼女のように職場でトラブルを抱える方は本当に多く存在します。僕もそうした経験がありますし、お客様もそのような経験を話す方が多いです。 荒木「光武さんは仕事でトラブルとか少なそうですよね」 光武「そうですね、僕の場合、仕事のトラブルは比較的少なくなったように思います」 荒木「いいですね。私はもう………」 うつむきながら荒木さんは、ゆっくりとお酒を飲まれています。きっと職場へのストレスで疲れきってしまったんでしょう。 光武「ただ、僕の場合も最初から職場で仕事を円滑に進められたわけじゃないですよ」 荒木「そうなんですか?なんでもできそうなのに…」 光武「ははは。見た目だけは仕事できそうですからね」 荒木「なんだか信じられないですよ。起業して経営者にまでなっているのに」 光武「僕の場合、笑うことでなんとか上手く仕事が回せるようになったんですよね。一種の生存戦略なんですよ。もう笑っていないと落ち着けないようになっちゃったかもしれませんね」 荒木「えっ、生存戦略? それって具体的にどういうことですか?」 光武「ちょっと僕の昔の話をしますね。少し暗い話ですけど、まあそんなものかと聞き流してください」 荒木「わかりました」  荒木さんは真剣な顔つきでこちらを見つめてきます。その目つきに引き込まれるように僕は自分のことを話し始めました。
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20代はとにかく他人に攻撃的だった
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※ユーチューブチャンネル「ぽんこつニュース」でも光武さんが発達障害バーの日々を配信中

発達障害グレーゾーン

徹底した当事者取材! 発達障害“ブーム"の裏で生まれる「グレーゾーン」に迫る





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